【イマコレ】ザ・ブルー・ナイル “Hats”


The Blue Nile / Hats

※イマコレ=「今ごろコレ聴いてる」「今まさにコレが俺にキテル!」的なアルバムなどをピックアップして紹介します。

昔からジャケットは見て知っているけど、聴いたことも無ければどんな音なのかすら想像できないアルバムは結構ある。この青地に帽子を被った人の黒いシルエットのジャケもそう。スコットランドはグラスゴー出身の3人組、ザ・ブルー・ナイルが1989年に発表した2枚目のアルバム。

うろ覚えだけど、一時期の「スティーリー・ダン・シンドローム」と言われていた1990年前後のグループ、チャイナ・クライシスとかダニー・ウィルソン、ディーコン・ブルーなどのグループと同列に語られることが多かったような・・・。
(スティーリー・ダンは大好きでも、フォロワーと言われるグループは興味なかったから、
もしかしたら適当なことを言ってるかも知れないけど。)

このグループはシンセサイザー(キーボード)を主体とした音作りをしていて、”Hats”を聴いた限りではゆったりとした雰囲気の曲がほとんど。キーボードでの音の空間の作り方が素晴らしいと思った。音の重ね方や間が。心穏やかにしたいときに聴くのに相応しいね。きっとバブル期だったら(リリースされたのがその頃だし)「夜のドライブに」みたいなことが書かれていたかもw

ところでブルー・ナイルは寡作なグループで、25年の活動の中でアルバムはたったの4枚!何せこの2枚目だって1stアルバムから6年後のリリースってぐらいだから、当時からファンになった人は常に待たされているって感じだろうね。逆に後追いするには楽ではあるけどさ・・・。

俺もこのアルバムはかなり気に入っている。だけど1989年当時はムリだったかもしれないな。パンクかプログレの時期だったので。歳を重ねた今だから聴けるのかも、少なくとも俺にはね。

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