ジェリー・ペーパーがツボにはまった

Jerry Paper / Like a Baby

Jerry Paper / Like a Baby

久々に良いミュージシャンを見つけてしまった。写真の男、見た目はなんだか普通っぽいが、俺はこいつの作る音楽が妙にツボにはまってしまった。彼の名はLucas Nathan(ルーカス・ネイサン)というのだが、Jerry Paper(ジェリー・ペーパー)という名前でアルバムをリリースしている。ユニット名とでも言えばいいのだろうか。

彼のことを書いたサイトの記事を見ると「LAを拠点に活動している宅録男子」という表現が目に付く。その前はブルックリンにいたようだが、それはともかく、最近の新人アーチストなのかと思ったら2009年には Zonotope というプロジェクト、そしてDiane Kensington Devotional Band というバンドを経て、2012年より Jerry Paper として活動しているそうだ。もっと驚くのはすでに日本にも3回きているらしい。全然知らなかったよ・・・。

で、写真は今年10月にリリースされたばかりの “Like a Baby” というアルバムなのだが、これがすごく良いんですよ。13曲も入っているのにトータルで30分あるかないかって長さで、どの曲も2分前後で終わるんだけど、アンビエントやジャズっぽい要素もあるポップ・ミュージックで電子音が良い感じで使われていて、ヴォーカルも聴きようによってはベックっぽい部分もあったりして、とにかくツボにはまったんだよね。これ本当に良い、何度でも聴き返したい。

実はこのアルバムを知ったきっかけは、KIRINJI堀込高樹のインタビューだった。

KIRINJI堀込高樹の音楽体験の変遷 レコードからサブスクまで語る | CINRA
KIRINJIのアルバムが、作品ごとに短くなっている理由。影響源は中3の息子だという

彼の息子さんが結構いろいろ聴いているようで、やはり今の音楽は若い人の方がちゃんと探してこれるよなぁと思ってしまった。だってこんなミュージシャン、どんなメディアを見ていれば見つけられるの?俺なんかもう完全他力本願になってしまっていて、このインタビュー記事を読んでいなかったらいまも知らないって訳ですよ。おっさんの情報収集範囲から完全抜け落ちている領域があるんだよね。

話は戻るけど、Spotifyで過去のアルバムも聴いてみたがどれも良いんだよね。久々のアタリを見つけた気分ですよ。

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