ビージーズの全盛期のアルバムをまとめたボックス

Bee Gees / 1974-1979
Bee Gees / 1974-1979

映画「サタデー・ナイト・フィーバー」から始まり、同映画のサントラ盤を買ってからというもの、ビージーズのアルバムも聴いてみたいな、しかも全盛期のを・・・と思っていたがなかなか手が出せないでいたら、米ライノ・レコードからとてもいいセットが発売された。タイトルを”Bee Gees 1974-1979″と言って、その名の通り、その時期に発表されたスタジオアルバム4枚とボーナスディスクの計5枚が写真いちばん上のボックスに入ったものだ。各ディスクは輸入盤にありがちな、裸のディスクがそのまま紙ジャケに入ったものである。各アルバムにはボーナス・トラック的なものは無い。とりあえず1枚ずつ軽く紹介。

Mr. Natural (写真中央左)
1974年にリリースされたアルバム。ビルボードのアルバムチャートでは最高が178位と低迷で終わったらしいが、バリー・ギブはこのアルバムを好きな1枚として挙げているそうだ。後の派手さはまったくないけど、味わい深さがあっていつの間にか引き込まれてしまう。このアルバムの前あたりから、ファンキーな要素も取り入れるようになったようで、60年代や70年代初期からのファンは戸惑ったそうだね。

Main Course (写真中央真ん中)
ビージーズで代表作というと挙げられるのがこのアルバムだね、俺もジャケットとタイトルだけは認識していたし。ここからは『サタデー・ナイト・フィーヴァー』のサントラにも収められた”Jive Talkin'”が全米1位になったことでアルバムも14位に上がるヒットとなったそうだ。俺は1曲目の”Nights On Broadway”の力強いイントロと、ファルセットじゃないバリー・ギブのヴォーカルで一気にこのアルバムが好きになった。捨て曲が無いのもこのアルバムが代表作と言われる所以だろうね。

Children of the World (写真中央右)
個人的にはこのアルバムがいちばんツボにはまったという感じ。同じく『サタデー・・・』にも収録されている”You Should Be Dancing”がまたまた全米1位になったことで、アルバムは最高8位。ディスコ調な曲が増え、前作以上に捨て曲が無いじゃないと思う。「黒さ」が増したからかな、ホーンも入って、さらに彼らのコーラスワークも素晴らしくて、完璧なアルバムだと思う。彼らの最高傑作なんじゃないかと思いますよホントに。

で、この後に『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラがリリースされ、そこに入っている彼らの曲は4曲が全米No.1となり、彼らが関わった他の人が歌う曲も1位になり、半年ぐらいはビージーズ関連の曲がシングルチャートで1位になっていたという異常事態ともいえる大ヒットを生み出していたようで。当時小学生だった俺もこれに入っている彼らの曲は聴き覚えがあったもんね。それぐらい有名。

Spirits Having Flown (写真下段左)
『サタデー・・・』の熱狂の後に満を持してリリースされたのがこのアルバムで、ここでも”Tragedy”と”Too Much Heaven”が1位となって、6曲連続全米No.1という偉業を成し遂げたとか。アルバムも世界中で2000万枚って、マイケル・ジャクソンの『スリラー』以前でもっとも売れたアルバムであってる?化け物のようなアルバムですね。俺は『サタデー・・・』のサントラを聴いてからは、実はずっとこのアルバムを次に聴きたいと思っていました。バリー・ギブのファルセット・ヴォイスがこれでもかってぐらい炸裂していて、ずっとイメージしていたビージーズはやっぱりここにあったなって感じ。でも内容は上に書いた”Children of the World”の方が優れているなと思った。いや、このアルバムも悪くはないよもちろん。

The Miami Years(Bonus Disc) (写真下段右)
そしてこれはボーナス・ディスクで、『サタデー・・・』収録の4曲をはじめ、シングルB面曲やベスト盤のみの曲を含めた11曲入りのディスク。”Stayin’ Alive”のプロモ12インチバージョンってのも入っている。

こうして4枚のアルバムを聴いてみると、何故俺は今までビージーズを聴いてこなかったんだろうって思った。サウンド・プロダクション、そして彼らのコーラスワーク、どれをとっても素晴らしい。正直、ビージーズはもうちょい軽いポップス・グループだろうと高をくくっていたところがあったが、猛反省である。あと60年代のストリングスを使った雰囲気が苦手だったのでそのせいもあった。だから今後は遡るよりも80年以降の作品を聴いていきたいと思っている。まずは81年の”Living Eyes”かな。

コメント

  1. GAOHEWGII より:


    hiroumi様 こんばんは

    自分は初めて買ったcdがビージーズとアリスのベストという以来の
    ビージーズ・ファンです。(両方とも後追いなのですが)

    このボックスはお買い得ですね。ボーナスディスクも入ってサービス満点で。

    80年代以降は最先端のデジタル路線を取り込みつつ、
    穏やかなバラードを増やしたディスコ路線を続けていきます。

    あまり驚きはありませんが、どのアルバムも一定以上のレベルはあると思います。

    hiroumiさんがスルーされている初期ですが、
    サージェント・ペパーズ期のビートルズやビーチボーイズなどの
    流れを汲んだ、牧歌的なフォーキー、サイケ・ポップをやっています。
    数々の英米グループにカバーされた名曲を多数生んでおり、
    メロディーの充実度では「全盛期」と引けを取りませんし、
    この頃にはない叙情味があり。
    80年代を聴いた後でも余力があれば聴いてみてください。

  2. hiroumi より:


    GAOHEWGIIさん
    幅広い趣味の最初はビージーズだったんですね。
    このボックスのアルバムを聴いていると、惹きつけられるのが分かります。
    昔、NHK-FMのクロスオーバーイレブンで、60年代のブリティッシュポップスの
    特集のようなものを2週間にわたってオンエアしていましたが、
    そこで何曲も流れましたね「マサチューセッツ」とか「ホリデイ」などが。
    60年代はそのレベルでは知っているのですが、こちらもちゃんと聴いたことがないので、
    いずれ聴いていこうかなとは思っています。ベストで済ませるのは嫌なんですよね。