スティーリー・ダンについて最近思うこと

Steely Dan album
左:Two Against Nature (MP3)
右:Everything Must Go

スティーリー・ダン(以下SD)は今年4月のコーチェラ・フェスティバルに出演するそうです。いいなぁ、観たいなぁ・・・。そしてその後は恐らく毎年恒例の北米ツアーでしょうか(まだ発表はされていない)。いいなぁ、観たいよなぁ・・・。日本に来てくれないんですかねぇ。2012年にドナルド・フェイゲンはボズ・スキャッグスとマイケル・マクドナルドと3人で来たのですから、今度は是非SDで来てほしいものです。

ただあれなんですよね、最近のセットリストを見るとほぼ固定の選曲で、もはやルーティンワーク的なものになってしまっている感がありますね。70年代の曲はどのアルバムからもまんべんなくやっているって感じがしますが、2000年台の上に挙げた2枚からは”Two Against Nature”しかやっていないとか、そんな感じなのがちょっと残念です。せっかくライヴにも参加しているメンバーが多く関わっているアルバムなのに、ライヴであまりやっていないだなんて。勝手な想像ですが、新しめの曲をやると客がトイレに行ったりしちゃうとかして、フェイゲンが「ああわかったよ、昔のやりゃいいんだろ」みたいになっちゃったとか、そんなだったりしてね・・・。

そしてライヴよりも、もうそろそろアルバムを出してもいいんじゃないかって思うんだけどどうでしょう?例えばローリング・ストーンズが新しいスタジオアルバムを出しても、俺はもはや興味はなく、それだったら『メインストリートのならず者』を聴いている方がいいって考えなんだけど、SDは別格なんですよね。俺は『ガウチョ』も『エイジャ(彩)』も繰り返し聴いているけど、それ以上に2000年に出た”Two Against Nature”と2003年の”Everything Must Go”の2枚もよく聴いている。今のSDを聴きたくて聴きたくてしょうがない。

1980年までのSDはまさにスタジオ録音による産物でもちろん素晴らしいものではあるけど、今のSDは固定のバンドとして存在していて、昔の彼らとはスタンスがまったく違うけど、作品のレベルは同等だと思うし、バンドとしてのまとまり方で言ったら今の方が断然よい。毎年ライヴツアーを行っているのに、バンドとして出来上がったテンションをアルバムに活かさないとはなんてもったいないと思うのです。

上で書いた「勝手な想像」ってのはアルバムにも結び付いて、フェイゲンは「どうせお前ら新しいの出しても昔の方が良いって言うんだろ、じゃあ出さねえよ」と思ったりしているのかなとかね。でもフェイゲンはソロ・アルバムは出しているんだからそんなことはないと思っているんだけど。コーチェラ出演の直前に突如アルバム発売とか、かすかな望みを実は抱いています。

アルバム出してくれー!
日本に来てくれー!

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