Amazonで詳細を見る
いやぁ、これはうれしい再発だね。遠藤ミチロウがザ・スターリン解散後にリリースしたアルバム3種類。『オデッセイ・1985・SEX』は元々は12インチシングルみたいな形態で、3部作としてリリースされていたものをまとめたもの。
ザ・スターリン解散後はGNP(グロテスク・ニュー・ポップ)と称して、それまでのパンク然とした楽曲とはうってかわってのニューウェイヴ的な華やかな感じで、衣装もかなり派手だった。俺は後追いだったけど、当時のファンからしたらザ・スターリンからこの変わりようにはビックリだったんじゃないかな。
Amazonで詳細を見る
『破産』も同じ流れのアルバムで、これはかなりの名盤だと思っている。歌詞の言葉遊び風なところも面白いが、ルースターズの下山淳のギターがすごく重要な部分を担っていて、ミチロウのヴォーカルも最高。ラストの「Pop Revolution」がものすごく好き。
Amazonで詳細を見る
『TERMINAL』はちょっと雰囲気が変わって、1987年にミチロウはライヴとビデオのみをリリースするビデオ・スターリンと、後期のザ・スターリンが持っていたサイケデリックな部分をフィーチャーしたパラノイア・スターという2つのグループを始動させたが、このアルバムは後者のバンドの方で、ドロドロしたカッコ良さがある。
ビデオ・スターリンは2年ぐらい続いたけど、パラノイア・スターは残念ながら数回のライヴで消滅しちゃったんだよね。その後ミチロウはこの2つのバンドをミックスさせたスターリンを結成。
(ザ・スターリンから「ザ」を取った)
そしてソロへと続き、現在に至ってるってわけだけど、これら3枚からの曲は今では「オデッセイ」しかライヴで聴けないんじゃなかろうか?もったいないなぁ、良い曲いっぱいあるんだけど。