シカゴ / シカゴⅢ

Chicago / Chicago III
Chicago / Chicago III

なんと3枚目のアルバムもLP時代は2枚組という大作。
この時期の彼らの創作力のすごさを思い知らされるね。

Chicago / Chicago III (1971)
01. Sing A Mean Tune Kid
02. Loneliness Is Just A Word
03. What Else Can I Say
04. I Don’t Want Your Money
05. Travel Suite
05-01. Flight 602
05-02. Motorboat To Mars
05-03. Free
05-04. Free Country
05-05. At The Sunrise
05-06. Happy ‘Cause I’m Going Home
06. Mother
07. Lowdown
08. An Hour In The Shower
08-01. A Hard Risin’ Morning Without Breakfast
08-02. Off To Work
08-03. Fallin’ Out
08-04. Dreamin’ Home
08-05. Morning Blues Again
09. Elegy
09-01. When All The Laughter Dies In Sorrow
09-02. Canon
09-03. Once Upon A Time…
09-04. Progress?
09-05. The Approaching Storm
09-06. Man vs. Man: The End

01から04がA面、05の組曲がB面、06から08がC面、そして09がD面となっていて、
収録時間がバラバラなので、カセットテープに録音していた時代は大変だっただろうと思う。
(たぶん、アルバムが出た1971年当時はカセットに録音って文化もまだ少なかったと思うけど)
前作『シカゴⅡ』とは印象が変わって、ジャズ・ロックの雰囲気が強い。
そして全体的にシリアスなのは1stから変わらずという感じだろうか。

この中で有名なのは05-03の”Free”と07″Lowdown”だろう。
前者はライヴ音源を聴くと大抵はドラム・ソロからそのまま流れていくパターンで、
これは05の組曲でも05-02がドラム・ソロなのでそのまま再現しているのだろう。
そして”Lowdown”もシングルカットされてスマッシュヒットを記録している。
しかしこの曲、なんといっても日本語バージョンがあるのが笑ってしまう。
1972年に来日記念として日本語で歌われたシングルが出ていたらしい。
これは、1stアルバムの”Questions 67 and 68″も日本語で歌われていて、
いまもし手に入れるなら『ハート・オブ・シカゴ1967-1981 Vol.2』の中古盤を探すしかないようだ。

昔、高校生ぐらいの頃だったと思うが、ロックのディスコグラフィ本を見ていて
08-01の邦題が「朝食抜きのつらい朝」というタイトルであるのを見て、
一体どんな音楽なんだと思ったことがある。これを含む08も組曲形式ではあるけど
わずか5分半で朝を表現しているみたいで面白い。

正直言うと、シカゴの最初の10枚アルバムの中ではこれがいちばん聴きこみが足りない。
聴くなら一気に聴き通したいのだけど、その機会がなかなかw
おのずと1枚もののコンパクトなアルバムに行ってしまうんだよね。
でも、言うまでもないけど、このアルバムも好き。

Sing A Mean Tune Kid

An Hour In The Shower

コメント

  1. GAOHEWGII より:


    hiroumi様 こんばんは

    まさかシカゴ初期作品のレビューをローラーでやってしまうとは・・・・・・
    なかなかの試練ですね。

    サードは僕も久しぶりに聴きました。
    有名曲も少ない分新鮮に聴けますね。

  2. hiroumi より:


    GAOHEWGIIさん

    はい、なんとなくそんな流れになりそうです。
    当初は何枚かピックアップしようと思っていたのにw
    でも「シカゴ16」までです。

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