ヴァン・ヘイレン / A Different Kind of Truth

Van Halen / A Different Kind of Truth
Van Halen / A Different Kind of Truth

ついにリリースされましたね、ヴァン・ヘイレンの新譜。俺の周りでもこの新譜のリリースを喜ぶ声がたくさん聞こえているんだけど、ただ単に14年ぶりの新譜ってだけでなく、「ダイヤモンド・デイヴ」こと、デヴィッド・リー・ロスがヴォーカルに復帰しているというのも大きな理由だと思う。

俺も、「サミー・ヘイガー復帰」だったらそれほど興味は持たなかっただろうし、デイヴのヴォーカルのヴァン・ヘイレンに親しんだ中学生の頃が懐かしいってのもある。

ちなみにヴァン・ヘイレンのヴォーカルはこれまでに3人いたけど、デイヴはデビューの1978年から1985年まで在籍していた。以降はサミー・ヘイガー(1985年~1996年)、ゲイリー・シャローン(1996年~1999年)と変わり、途中何度かデイヴとサミーが出たり入ったりしていたけど、アルバムにまでは実現していなかった。そもそもエディが癌だか何かで治療していた時期もあったし、2000年以降は新しいアルバムが全く出ていなかったぐらい過去のバンドっぽくなっていたからね。

で、この”A Different Kind of Truth”なんだけど、どこを聴いても往年のヴァン・ヘイレン・サウンド!しかも初期の雰囲気にとても似ていると思うのは俺だけだろうか?エディはギター弾きまくりで、その音はまるで久々のデイヴとのアルバムを喜んでいるかのよう。そしてアレックスのドラムは昔からスネアの音に特徴があるんだけど、今回もこの音で「ああ、ヴァン・ヘイレンだな」って思えるこの安心感もね。ベースはマイケル・アンソニーに変わって、エディの息子のヴォルフガング・ヴァン・ヘイレンが弾いている。もう完全にファミリー・バンドだなw

古いセッションが元になっている曲が多いような話も聞いているけど、こんなに素晴らしいアルバムに仕上がっているとは、こちらの想像を遥かに上回っていたよ。長年音楽を聴いていて、久々に嬉しい瞬間にめぐりあえた気がするよ。本当に素晴らしいアルバム。

ところで、Amazonでは「バン・ヘイレン」って表記になっているんだけど、すごく違和感あるよね。でも『1984』の頃は新聞のラジオ欄とかで「バン・ヘーレン」って書いてあって、中学生ながらかなり脱力した記憶があるよw

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