Sergio Mendes / Bom Tempo

Sergio Mendes / Bom Tmpo

セルジオ・メンデス、2年ぶりのアルバムが出た。なぜか日本先行発売で、輸入盤は5月というから、どんだけ日本で人気あるんだよと思ってしまう。

Sergio Mendes / Bom Tempo
01. Emorio
02. Maracatu Atomico
03. You And I
04. Ye-Me-Le
05. Magalenha
06. Orpheus (Quiet Carnival)
07. Pais Tropical
08. Maracatu
09. The Real Thing
10. Caminhos Cruzados
11. Caxanga
12. So Tinha De Ser Com Voce
13. Mas Que Nada (Studio Apartment Edit)

前作”Encanto(邦題:モーニング・イン・リオ)”と、前々作”Timeless”はブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムがプロデュースを努め、ブラジル音楽にヒップホップ的要素をプラスし、特に”Timeless”はセルジオ・メンデスがまだまだ第一線で活動しているという印象を強烈に残した大傑作となったけど、今回はウィル・アイ・アムの手を離れ、セルフ・プロデュースの作品となった。

しかし基本的な路線は前2作と変わらず、サンバとヒップ・ホップとハウスなどをごちゃ混ぜにしたようなクラブ仕様な雰囲気で構成されている。そして収録されている曲は、かつてセルメンがリリースしたアルバムに収められていた曲のセルフカバー。要は今風にしましたってところかね。

ヴォーカリストが今回も豪華で、カルリーニョス・ブラウンやセウ・ジョルジといったブラジル勢。それに加えてミルトン・ナシメントも1曲!他にも数名の女性ヴォーカルも参加していて、だからといってアルバムに統一感が無いってことはまったくない。3~4分の曲ばかりなので、聴いた感じもサッパリしていて、あっというまに終わってしまう。

最初はこのアルバムを買うかどうしようか迷ったんだけど、5月に来日してBillboard Live でライヴやるっていうから早速席を予約したんですよ。だからその勢いで今日アルバムを購入したのです。そうなると俄然ライヴが楽しみだよね。