ブラッフォードのボックスセットが出るもんだから、待ち遠しすぎて、それまでは聴くのを我慢しようとしていたのに最近やたらとビル・ブラッフォードの “Feels Good To Me” ってアルバムを聴いているのですよ。
その中の数曲にヴォーカルで参加しているのがアネット・ピーコックで、特に”Back To The Beginning”って曲での存在感が凄すぎてね。良いんですよ。
このブラッフォードのアルバムの参加がきっかけなのか、彼女の1978年のアルバム “X-Dreams”(写真右)ではビル・ブラッフォードが参加しているのです。他にもドラマーが参加しるので、どの曲を叩いているのかは明確になっていないんだけどね。
俺はブラッフォードのアルバムを聴いた後に、たまたま写真の2枚がCD化されたので買ったのですが、いまじゃ入手しにくいようですね。それまでアネット・ピーコックという人のことはよく分からなくて、今も正直よく分かってないです。
“X-Dreams” のライナーノートを読むと、1970年代の最初の頃はシンセサイザーのパイオニアとして、ムーグをステージで演奏した最初のプレーヤーだったとか。1972年には1stアルバムを出していて、当時はデヴィッド・ボウイの事務所「メインマン」と契約したけど事務所がボウイにかかりっきりだったからそこでの活動は何もすることがなかったそうだ。その後、シンセサイザーではなくヴォーカルを中心とした音楽づくりをするようになって、”X-Dreams” は2枚目のアルバムになるってことね。
1979年には写真左の “The Perfect Release” をリリースし、前作よりもアヴァンギャルドさが減って聴きやすいアルバムになっている。その後のことは俺はよく知らなくて、ちょうどこの2枚のアルバムを買った後だったかな、リアルタイムでアルバムを出していたのは覚えているけどまだ聴いたことがない。
そう頻繁に聴くわけではないけど、たまに聴きたくなるのがこの2枚ですかね。ブラッフォードのアルバムで気になっている人ならチェック済みとは思うけど、もしまだなら是非。
Annette Peacock / X-Dreams (MP3)
Annette Peacock / The Perfect Release (MP3)