サノトモミ、なんと7年ぶりの3rdアルバム。前作からもうそんなに経っていたのね。我が家で定期的に起こるサノトモミブームもこれでまた拍車がかかるってもんだ。
サノトモミは2003年に流線形の1stアルバム『シティ・ミュージック』の全曲でヴォーカルとして参加し、2005年には1stソロ・アルバム『サイレントフライト』、そして2011年に2ndアルバム『ミッドナイト・エクスプローラー』をリリースしている。
そして今回のアルバム、アナログシンセな音が満載のシティ・ポップ・アルバムと言えるし、聴きようによっては相変わらず懐かしい感じもする(「相変わらず」と書いたのは、過去2作にも共通しているから)。
- レイニーデイ
- Drivin’
- Circulation
- During The Sky
- 風の予感
- 青いクーペ
- JETSETTER
「レイニーデイ」のイントロでもうツカミはOKだし、全体的なテンポというか流れが良くて、まさにスペーシー。今回は、流線形のクニモンド瀧口が 「Circulation」 を提供していて、15年ぶりの共演とでも言おうか。要は『シティ・ミュージック』以来ってことだからね。そしてラストの「JETSETTER」はグルーヴ感が最高で、アルバム中最も好きな曲となったよ。
シティ・ポップ、AOR、ニューミュージックなんかのキーワードに釣られる人にはぜひとも聴いてもらいたい1枚だね。