Thurston Moore / Sensitive/Lethal
サーストン・ムーアが2008年にリリースした”Sensitive/Lethal” というアルバム。アコギにエフェクターをかませてかなり音を増幅させた感じのノイズ・アルバムなんだけど、これがとてもいいんだよね。と言っても恐らく8年ぶりぐらいに聴いたような気がするんだけど。
アルバムは全3曲でトータル52分。曲目はこんな感じ。
01. Sensitive/Lethal (21’59”)
02. Sensitive/Lethal (3’59”)
03. Sensitive/Lethal (26’01”)
そう、3曲とも”Sensitive/Lethal”というタイトルで全部ノイズ。どんな感じかを説明するためにYouTubeを貼っておこうと思ったらYouTubeにすらなかった。まあでも、みんなきっとノイズって書いた時点で聴く気もないだろうから別にいいかね。
俺はこのアルバムとルー・リードの”Metal Machine Music”は似ていると思っていて、だからメタル・マシン・ミュージックをイメージしてくれればいいと思う。乱暴な例えだけど。もうちょいドローンが入った感じかな。ドローンって空中撮影のあれじゃねえぞ?
それにこのアルバム、ジャケットが最高じゃないですか。ノイズを鳴らしているサーストンと、それに耐えかねて逃げ出す子供たちという画が。どんだけうるさい音をだしているんだって想像しちゃうよ。
サーストンはこのようなノイズ作品を結構出していて、この前の年にカセットでリリースした “Black Weeds – White Death” も聴いたことがあるんだけど、これはかなり強烈すぎて俺も通して聴くのは辛いところだった。でもサーストンは変に歌モノのアルバム出してくれるよりは、こういうのをもっと出して欲しいけど、入手方法がかなり限られていたりするんだよね。それにもはやどんな作品をだしているのかも把握しにくいし。
このアルバムについては、入手した当時も書いていたんだけど、アルバム名でググっても日本語で書かれた記事があまり出てこないから再度書いておいたというだけです。