リリースされて2週間ぐらい経っているけど、ジャミロクワイ。前作 “Rock Dust Light Star” から7年も経っているそうだ。頻繁にアルバムを聴いているから、そんなに間が空いているという感じがしなかった。
01. Shake It On
02. Automaton
03. Cloud 9
04. Superfresh
05. Hot Property
06. Something About You
07. Summer Girl
08. Nights Out in the Jungle
09. Dr Buzz
10. We Can Do It
11. Vitamin
12. Carla
13. Nice and Spicy (Bonus Track)
今回のアルバムのテーマは、テクノロジーやA.I.の発達によって人との繋がりが忘れ去られているとか、そんなようなメッセージがあるらしいが、俺は正直どうでもいい。でも面白いのはそういう人間的なテーマを掲げるのに、冒頭2曲なんかは昨今のEDMにインスパイアされたような音だし、ジェイ・ケイは昔からこういうことをしてくるよね。1stだって自然環境がどうだとか言いながら、金が入ってきたらフェラーリ乗り回すし。まあそれでも音楽が素晴らしいのでいいんですよ。だから俺はどうでもいいと言ってるわけです。
毎回どのアルバムの曲のクオリティは高いのであれこれ言うことはないんだけど、ちょっと前に面白い記事を読んだんだよね。いまをときめくSuchmosが好きになれないという人が、その原因を追究したら彼らの音楽がジャミロクワイの下位互換だったという結果になったという。
「(Suchmosの)ファンの人は読まないで」というが、ファンだからこそ読むべき記事だろうと思った。Suchmosの楽曲もレベルが高いと言いつつも、彼らが影響を受けたジャミロクワイはその上を行くという、これは俺も完全に同意なんだよね。そりゃキャリアが違うからその差は出るし、極上だからこそ7年もアルバムを出さなくてもいつでもシーンに戻ってこれるし、誰も忘れたりしないわけなんですよ。だから、Suchmosのファンほど、上記記事を読んでジャミロクワイを聴くべきなんだよね。
今回のアルバム、俺はタイトル曲も好きだが、”Summer Girl”がすげえいいわ。そしてジャケットはダサいけどそこがまた良いんだよな、何もかも完璧じゃないところなんかがね。
ところで、ジャミロクワイのオリジナルのキーボード・プレーヤーのトビー・スミスが46歳という若さで亡くなったそうだ。合掌。