最近予約したCD：プリンス『Welcome 2 America』

死後5年が過ぎて、なおも毎年何かしらリリースされているプリンス。これまでは過去のアルバムのデラックス・エディション的なのがメインだったが、7月に出る”Welcome 2 America” は正真正銘の未発表モノだ。

2010年に録音したものの、同名のツアーを行うのみでリリースされることがなかったという作品で、少なくとも俺はここに収録される曲目はブートレグでも見たことがない。そうだよそうだよ、こういうのを出してくれよ！

日本盤の宣伝によると、我々が現在直面している社会問題について、プリンスが抱いた懸念や希望、展望が歌われているメッセージ色の強いアルバムだそうだ。

プリンスは2010年には、新聞のオマケとして発表した”20Ten”をリリースしていたけど、その頃はネットでの楽曲販売とか、ファンが勝手に曲をアップしたりすることにウンザリしていて、そういう状況が改善されない限り新たな作品は作らないとか言ってたんだよね。

それがこのアルバムのお蔵入りの理由なのかどうかは分からないけど、それから11年経ってやっと陽の目を見ることになったってわけだ。嬉しいね。

CD単体はもちろんのこと、2011年のライヴを収録したBlu-ray2枚組をセットにしたもの、さらにはアナログもセットにしてオマケもついた豪華なセットもある。俺はこのアルバムがリリースされることが発表されたその日のうちに、プリンスのオフィシャルサイトでCD＋Blu-ray＋LPのセットを注文した。

7月の終わりのリリースが楽しみだ。