【イマコレ】ゆらゆら帝国/ミーのカー

ゆらゆら帝国 / ミーのカー

ゆらゆら帝国 / ミーのカー

※イマコレ=「今ごろコレ聴いてる」「今まさにコレが俺にキテル!」的なアルバムなどをピックアップして紹介します。

ゆらゆら帝国、6枚目のアルバム。俺は何でいままでこのバンドを聴かずにいたのだろうか。思い切り俺好みじゃん。そう、俺はこのバンドを2020年の年末になって初めて聴いたのである。まさにイマコレ。

じゃあ逆になぜ聴いたのかというと、以前紹介したシューゲイザーアイドルグループ、RAYの内山結愛さんのnoteで『空洞です』のレビューを読んだのがきっかけだった。

ゆらゆら帝国 の『空洞です』を聴いてみた編|内山 結愛
こんばんは、内山結愛です。 今回は ゆらゆら帝国 の『空洞です』を聴いてみた編をお届けします。 ミニマル・ビートによって研ぎ澄まされる迫力と静寂。空洞だけど、サイケでポップ。中身ぎっちり! 究極の完成度に達したゆらゆら帝国ラストアルバム。 ...

どっちかというと聴かず嫌いだったバンドなので、ちょっと聴いてみようかとSpotifyで早速『空洞です』を聴き、ジャケットは何度も見たことがある『ゆらゆら帝国Ⅲ』でガツンとやられて、『ミーのカー』で決定的になったってわけ。

  1. うそが本当に
  2. ズックにロック
  3. アーモンドのチョコレート
  4. 午前3時のファズギター
  5. ボーンズ
  6. 人間やめときな’99
  7. ハチとミツ
  8. 悪魔がぼくを
  9. 太陽のうそつき
  10. 星ふたつ
  11. 19か20
  12. ミーのカー(Long Version)

『ミーのカー』はメジャーレーベルに移籍してから2枚目のアルバムで1999年のリリース。サブスクじゃ物足りなくてCDを購入。このアルバム、何が気に入ってるかというとラストのタイトル曲。ロングバージョンと書かれているが、なんと25分もあって本当にロングバージョンだった。編集されたバージョンでも7分あるし。

ひたすらに淡々と歌われていくなかでサイケデリックっぽい演奏も淡々と続いていくのだが、これが妙にハマる。まるでソニック・ユースの “The Diamond Sea” のようでもあるし、ジミヘンの “Voodoo Chile”のようでもあり、あぶらだこ「翌日」のライヴバージョンのようでもあり、延々と続くトリップ感が良い。

もちろんこれ1曲だけでなく、アルバム全体が良い。冒頭こそまったりとした始まりだけど、「俺はもうだめだ」と歌う2曲目まででグッと掴まれる。ギターノイズが最も激しい4曲目や昭和歌謡みたいな9曲目のような曲もある。そしてジミヘンばりにギターがなる11曲目は大音量で聴くべきだけど、隣近所を考えてそれはまだできていない。

最初にも書いたけど、これもっと早く知りたかった。とはいえ、俺はこれからゆらゆら帝国を聴いていくことになると思う。

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