リリースされたばかりのクロード・フォンテーヌの2枚目のアルバム。現時点ではまだCDやレコードは販売されておらず、サブスクで聴くか、Bandcampでデジタル音源を購入できるのみ。いずれフィジカルリリースもされるであろうけど。
- Vaqueiro
- Love The Way You Love
- Green Ivy Tapestry
- Laissez-Moi L’aimer
- Concha Do Mar
- Lover’s Vow
- Camaçari
- Small Hours
- Relíquia
- Marmalade Haze
- Kissing The Sun
- Chuva De Verão
今回のアルバムも「その筋」のベテラン・ミュージシャンたちが参加している。1stにも参加していたベースにはロニー“ステッパー”マックイーン(スティール・パルス)、ドラムにはロック・デッドリック(ジギー・マーリー)、ギターはトニー・チン(リー・ペリーやスライ&ロビー)、そして先ごろ亡くなったセルジオ・メンデスのパーッカショニスト、ギビ・ドス・サントスなどの名前がクレジットされている。
そして前作同様、ラヴァーズ・ロックとブラジル音楽、さらに今回はフレンチ・ポップなテイストも含まれている。インパクトは1stのほうが強いが、同じように癖になるアルバムだと思う。
タイトルの”La Mer”はフランス語で「海」を意味する。Bandcampに書かれた解説によると、こんなようなコンセプトというか、彼女なりの世界があるようだ。
クロード・フォンテーヌの想像の中だけに存在する神話上の島がある。フランスの沖合にあるが、貿易風が心地よい熱帯の風を吹きつける。住民はフランス語とポルトガル語の混じった魅力的な言葉で会話する。空気は香ばしく甘い。水はラピスラズリの色。この目に見えない都市の石造りの城塞は時の傷跡を残しているが、人々はビロードのような永遠の中に存在している。
La Mer, by Claude Fontaine
12 track album