オリジナル・ラブの”Light Mellow”ともう一つのコンピ

Original Love / Light Mellow
Original Love / Light Mellow オリジナル・ラブ

オリジナル・ラブのコンピレーション・アルバムが2種類発売された。そのうちの『Light Mellow オリジナル・ラブ』というほうを今回は購入した。まずはこの”Light Mellow”って何ってところから。

音楽ライター金澤寿和が選曲監修する「Light Mellow 和モノ」各社よりリリースが続くコンピレーションに続き、アーティスト・コンピ・シリーズが登場。Light Mellowならではの、シティ・ポップス、AOR、フュージョン的な切り口から選曲。今聴かれるべき良曲をセレクト。アーティストの新たな魅力や発見を楽しめるコンピレーション新シリーズです。

だそうで、同じタイミングでCharや伊勢正三なんかもリリースされている、和製AOR的なイメージのコンピレーションってことです。レーベルがポニー・キャニオンからなので、当然これはオリジナル・ラブがポニー・キャニオンに残した作品からのチョイスとなっていて、こんな選曲になっています。

01.恋の彗星
02.沈黙の薔薇 (Single Version)
03.夢を見る人
04.あまく危険な香り(Single Only)
05.羽毛とピストル(XL Version)
06.ショウマン
07.守護天使
08.Words of Love
09.流星都市
10.青い鳥 (原曲:BlueBird)
11.プライマル(Single Version)
12.ソウルタトゥー(Single Only)
13.美貌の罠(Single Version)
14.夜行性
15.カフカの城
16.アイリス

さて、紹介は終わったので、ここからは俺の本音やらなにやらを。

今回、2種類のコンピレーションが発売されたと冒頭に書いたけど、もう1つは『FREE SOUL ORIGINAL LOVE 90s』というもので、あのフリーソウルシリーズなんですよ。春にはキリンジもでていて、もしオリジナル・ラヴが出たら欲しいなとは思っていたけど、選曲が90年代に限っているところが気に入らないので買う気が失せました。2枚もCDを費やして、何で全時代を網羅しないんだと。東芝EMIとポニキャンの曲を一緒に収録できるのであれば全部網羅しろよと、そんな理由で萎えてしまったのです。そしてもう1枚がこれでしょ、何で同じタイミングで2種類もでるんだろうって。しかも田島貴男、ライヴでコンピが2種類出るけど自分は関わっていないとMCで言ったそうじゃないですか。そうなんだよね、田島選曲というなら興味深いし、迷わず買いだけど他人の選曲でしょ?俺が自分で好きな曲だけまとめて聴いても変わらねえだろって思ってしまってね。

そうは言っても、なぜ今回この『Light Mellow オリジナル・ラブ』を購入したか?それは単純で、俺の手元にない曲とバージョン(2,4,10,12,13)が収録されているから。特に4の「あまく危険な香り」と12の「ソウルタトゥー」は聴いたことが無いのでシングルの中古を探しても良かったんだけど、とりあえず手っ取り早くということで。そんな理由なものだから、選曲とかコンピレーションとしての出来とかは正直どうでも良かった。それで聴いてみてどうだったかというと・・・。

いいじゃないですかこれ!”Light Mellow”のコンセプトにある「今聴かれるべき良曲をセレクト」ってところが共感するわ。ポニー・キャニオン時代はヒット的には地味ではあるものの、聴かれるべき曲はたくさんあると思うし、当初はあまり気にしていなかったこの選曲も、誰もが選ぶ曲とは限らないところが良い。俺だったら今の気分だったら16曲選ぶ中で「アイリス」とか「ショウマン」は選ばないし、「夜行性」を選ぶなら「アダルトオンリー」にするし、要するに意外性を感じたわけです。

そんなわけで、申し訳ないけどフリーソウルの方は買わないと思う。『DESIRE』からの曲も入っているけど、90年代に絞ったことで少なからず「やっぱり昔のオシャレでポップなオリラブ(※)のほうがいいよね」という声を聞きそうな気がして虫酸が走るわけです。まあそういう人はすでに「懐かしい」ってだけで聴いちゃいないと思うのですけどね。

※「昔のオシャレでポップな」なんて言う人はこう呼ぶでしょう。違うから、オリジナル・ラブだから。

コメント

  1. ぽかり より:


    お久しぶりです。
    なかなかフリーソウルには厳しいご意見ですね。
    確かに90年代に絞っていることで、それまでのベスト盤と比べて独自性を出せないCDになっており、その意味では、コンピとしての納得度はやはりLightMellowの方が高いと思います。
    ただ、自分としては、「00年代もまたやるからね」というTo Be Continued 的な意味だと好意的に解釈していました。(また、直近のベストアルバム『ボラーレ!』への恨み節から評価が高くなってしまっている部分もあります)
    まあ、コンピをやるのならば、もう少しレア曲を入れて欲しいという風には思いますが…。

  2. GAOHEWGII より:


    hiroumi様 こんばんは

    Light Mellow Choiceの金澤さんは
    リイシューからコンピまでAOR周りで活躍する人ですね。
    個人的にはクリスレインボウの復刻がありがたかったです。

    それにしても2種類立て続けとはヘヴィー・・・

    上のぽかり様がおっしゃるように
    シングルオンリーの音源などはベストとかだと重要ですよね。

    フリーソウルのシリーズはコンセプト自体が「おしゃれ道」まっしぐらなので
    そこに入り込めないと、ってところもあり。

     

  3. hiroumi より:


    ぽかりさん

    お久しぶりですね!
    そうなんです、どうも90年代に絞ったものだと、東芝EMIから乱発されたベスト盤たちと
    あまり大差ないなと感じてまして、あとポニー・キャニオン時代の方が好きだからってのもありますw
    「00年代」か、なるほど、そこまで考えてなかったけど、
    どうせなら1枚もので凝縮してほしいものです。

  4. hiroumi より:


    GAOHEWGIIさん

    Light Mellowシリーズっていろいろ出ているんですね。
    今回邦人アーチストは2回目って書いてあったかな?
    じゃあ1回目って誰が出てたのと思って調べたら、女性歌手シリーズなんですよね。
    松原みきとかちょっと久々に聴きたいとか思ったりしましたが、
    レコード会社の安易な編集じゃないってところがどれもいいですね。