韓国の音楽というと、俗にいうK-Pop的なものばかりが情報として入ってくる。まあ興味がなければテレビとか一般的なメディアが流してくる情報しか入ってこないものだ。だが、今回あることがきっかけでSE SO NEON(セソニョン)という素晴らしいバンドを見つけた。
彼らを知ったきっかけはまたしてもKIRINJIで、秋にリリースされるアルバムに収録される「ほのめかし」という曲で、彼らとコラボレーションをしているのだ。
最初はソロ・アーチストなのだろうなんて思っていたが、ふと気になって調べてみたら、ヴォーカル/ギターのファン・ソユンとベースのパク・ヒョンジュンからなるバンドだった。もともとはソユンとベースとドラムのスリーピースだったが、リズム隊の2人が兵役で脱退したことで、ヒョンジュンが参加しているようだが、ドラムは正式メンバーではないのかな、アー写では2人で写っているから。
彼らは2枚のEPとシングルをいくつか出しているが、EPを聴くと、これがまるで70年代から90年代までのロック・バンドのようで、逆に何でKIRINJIとコラボしているのかが不思議なぐらいだった。
とにかく良いのだ。
これは2022年のサマソニ出演時のパフォーマンスだが、いつの時代の映像をみているのかとタイムスリップ感が凄い。そしてカッコいい。ソユンはブルースギターに影響を受けたなんてインタビューも読んだし、ビートルズやザ・フーといったロックにも親しんできたとかで、そういった影響も聴ける。いまこんなにギターを弾きまくるバンドいるのか?
今年の3月にも来日していたようで、俺もぜひ彼らのライヴを見てみたい。