皆さんもご存じの通り、ピエール瀧がコカイン使用により、麻薬取締法違反の容疑で逮捕された。
いままでクスリ関係で多くの芸能人が逮捕されてきたが、それはすべて他人事。なぜなら特にファンでもなければ、ただテレビの向こうで活躍しているというだけの人だった。
しかし今回は、少なくともこれまでの芸能人やミュージシャンとは別で、熱心な聴き手でなくとも電気グルーヴはリリースされればチェックしているし、電気グルーヴといえば「何もしない」瀧の存在感が電気グルーヴたらしめてると思っているので、心中穏やかな気分ではいられない。
テレビやマスコミは、瀧がどうしてコカインに手をだしたのかとか、瀧って人は実はこういう側面もあったんです的な粗探しをしてイメージを悪くすることに躍起になっている。そんなことして何になるんだ?バカなんじゃねえのか?
そしてレコード会社は、当面の間電気グルーヴのCDやDVD等の作品を店頭や通販、サブスクリプションからも引き上げて自粛すると。坂本龍一も言っていたが、罪と音楽の価値は別物じゃないか。でも世間一般とかがバカだからうるせえこと言ってくるんだろうな。ソニーも「うるせえバカ、これから瀧のために電気グルーヴの楽曲を売るんだよ」とか言ってもらいたいわ。
過去に他の芸能人やミュージシャンがドラッグで捕まった時は、ネット上ではメシウマなネタとしてお祭り状態になっていたが、さすがに今回はそんな気になれない。それはもちろんピエール瀧が好きだし、電気グルーヴもこれがきっかけで解散なんてことになってほしくない。
もういちど書くが、マスコミがどうにかして瀧の悪い所を探そうと躍起になっているのが腹立たしい。
幸い、俺のTwitterのタイムラインでは、これを機に瀧を中傷するような言葉は流れてこないし、ファンの人たちがツアー中止の返金なんていいから、今後の瀧のために使ってくれとか、何年先でもいいから振替公演してくれるのを待ってるとか、瀧と卓球じゃなきゃ電気グルーヴじゃないとか、みんな電気グルーヴを愛しているんだなと思うツイートを多く見かける。
もちろん罪は罪だ。ピエール瀧にはちゃんと償ってもらって、ドラッグからは断ってもらいたい。いまはただ、電気グルーヴを聴いて、瀧の復帰を待つしかない。
ソニーに対しては「電気グルーヴの音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を撤回してください」に署名した。