ロッキング・オンのサイトで面白い記事を読んだ。
なんでもストリーミングの普及によって、みんなちょっと聴いてはすぐに違う曲を聴くようで、その中でもイントロが長い曲は無条件でスキップされてしまうと。だからイントロも数秒のみってのが最近の音楽ビジネスでのセオリーみたい。
以前は「ザッピング」なんて言葉がでてきて、次から次へと聴く曲(もともとはテレビのチャンネルを変えまくることのようだけど)を変えてまともに聴かないようなスタイルもあったけど、それと似たようなものなのかね。
最初記事を読んだ時は「ザッピング世代め!ちゃんと聴け!」なんて思ったんだけど、よくよく考えたら俺もやってたよ。タワレコで試聴する際に、ヴォーカル曲を聴きたい時はイントロ部分を早送りしているからね。
そう、試しに聴きたい時はそんな2分も3分も聴いていられないんですよ。ヴォーカルのあるアルバムだったら歌を聴いちゃった方が良し悪しが判断できるじゃないですか。ストリーミングだと大体が頭から30秒とかそんな感じなんですかね?それが全部イントロだったらせっかく視聴してみたのに「なんだよこれ!」ってなると思うのですよ。だからザッピング世代とか言ってみたものの、実は理にかなったやり方なんじゃないかなと思ったわけです。
でもそうなると、確かにイントロの長い楽曲は不利になるし、ましてやプログレなんて特にイエスはヴォーカルが入るまで3分とか5分とかありがちだから聴かれないんだろうな。そしてこれからのヒット曲はイントロが無いものが多くなるのでしょうね。上の記事内にあったファレル・ウィリアムスの”Happy”なんてもしかしたらそういうのを見越してイントロが2秒なのかもしれないし。
まあそんな音楽ビジネスのやり方は目先の利益を求める方法のひとつだろうし、プログレでも聴く奴は一定数いるだろうからね。あくまでもビジネス的なお話なのでしょう。