SHEENA4EVER – シーナさん安らかに

すでに皆様もご存じだと思うけど、シーナ&ザ・ロケッツのヴォーカル、シーナさんが2月14日に亡くなった。14日の夜にTwitterにその情報が流れてきてビックリした。まさか病気を患っていたなんて思いもしなかったし。イメージとしてシーナ&ザ・ロケッツはローリング・ストーンズみたいに70歳になっても、ひょっとしたら80歳になってもロックをやってるんじゃないかと思ってたからね。しかしそれも叶わぬこととなってしまったんだな・・・。

実は俺はこのことについては何も書く予定は無かった。なぜなら俺は、シーナ&ザ・ロケッツをまともに聴いたことがないし、ライヴもたぶん観たことがない。いや、誰かの対バンで観た記憶があるような無いような、それはもしかしてテレビでフジロックの映像を見たのと混同しているのかもしれない。そのぐらいの記憶なのだ。しかし、シーナさんの死は日本のロックの大きな損失だというのは分かる。

当初、葬儀を家族と近しい人だけで行う予定だったようだけど、鮎川誠さんがファンからの声を聞いて告別式の案内を出していた。
SHEENA4EVER – http://www.rokkets.com/sheena4ever/index.html

このページにある鮎川さんの言葉を引用したい

俺の愛するシーナが俺を残してこの世を去りました。これ以上の悲しみはありません。

俺、今までにこれほどかっこい「俺」という言葉を聞いたことがない。そして「俺を残して」というところに、まだまだ2人でロックをやり続けたかったという無念さ伝わってくる。ほんとに、これ以上の悲しみはない。

もう10年ぐらい前だっただろうか、三軒茶屋で鮎川夫妻を見かけたことがある。2人とも上下真っ黒な服装で、さらに黒いボクサー犬(?)を連れていた。その姿がすげえかっこよくて、私生活もロックなんだろうななんて思ったものだ。ちょうどその頃だったかな、夫妻の娘さんたちのバンド、Darkside MirrorsのCDを入手して、渋谷の「青い部屋」でライヴを観た。その時にシーナさんがいた。存在感がハンパなかった。

先に書いたけど、俺はシーナ&ザ・ロケッツのアルバムをまともに聴いたことがない、「ユー・メイ・ドリーム」や「レモンティー」といった有名どころしかわからない。だけど、曲を知ってようが知らなかろうが、ライヴは観る者をたちまち引き込むような迫力がある(上記のようなあいまいな記憶だけど)。こんなバンドはもう出てこないだろう。

シーナさんのご冥福をお祈りします。