プリンスがストーンズの前座をやった件

ストーンズの前座を務めたプリンス

プリンスがかつてローリング・ストーンズの前座をやったときの音源を手に入れた。1981年10月9日、ロサンゼルスでのライヴで、音はものすごく悪い。

1. Bambi
2. When You Were Mine
3. Juck U Off
4. Uptown (Inst)
5. Why You Wanna Treat Me So Bad?

俺が昔から知っている「伝説」に、このときのプリンスはストーンズ・ファンからの激しいブーイングを浴びて、涙を流しながらステージを降りたというのがある。これを雑誌の記事で読んだときに、ストーンズ・ファンのこのあまりにもの保守的な態度が鬱陶しくて、しばらくはストーンズ自体を聴かずにプリンスばかり聴いていた時期がある。

後に他で知ったのだが、ローリング・ストーン誌は当時のこのプリンスのライヴを「その日もっともハードなロックンロールは、わずか5曲で終わってしまった。」と評したらしい。きっと30分もやっていないだろう。そんな音源ってことだ。

音が悪くて客席から録音しているから正直良く分からないが、3曲目”Jack U Off”が終わった後のブーイングの凄さはハッキリと分かる。さすがに「こりゃひでえ」と思った。しかも最後の曲では録音してる人が「もういいや」みたいなことを言って録音を止めてしまうからブツ切れだ。

プリンスを前座に起用したのはミック・ジャガーの意図によるものだと思う。ミックの先見の明は素晴らしい。だけどファンには全く伝わらなかった。だけど時代はまだ80年代初頭で、背の低い黒人がギターをかき鳴らしている音楽なんて、白人層でかつ、ストーンズ・ファンからすれば興味なかっただろうな。

ちなみに、俺がプリンスを始めて知ったのは1982年か83年。アルバム『1999』が出た直後で、FM番組でほぼ全曲を聴いたがその音楽性には俺もちんぷんかんぷんだった。『パープル・レイン』以降の作品群で、俺もだけど、多くの人がプリンスを「天才」と認めることとなったわけだ。

コメント

  1. a より:

    “Jack U Off”の後でブーイングがあった理由は、歌詞の内容がアレだからではないでしょうか?
    「君がつらいとき悲しいときは/僕が君を1本抜いてあげよう」とかいう歌をライブでやらかしたものだから、観客同士の居心地が悪くなった可能性が十分に考えられます。

  2. hiroumi より:

    aさん
    コメントありがとうございます。
    “Jack U Off”、確かにタイトルからして卑猥ですからね。
    しかもこの時期のプリンスは歌詞の面とかビジュアル的な部分で、
    それなりに注目を浴び始めていた(もしくは浴びていた)と
    思うので余計白人層にはウケが悪かったかもしれませんね。