映画『ラ・ラ・ランド』でア・フロック・オブ・シーガルズを思い出させてくれるとは

LA LA LAND Original Motion Picture Soundtrack

LA LA LAND Original Motion Picture Soundtrack

昨日(2/8)、テレビで『ラ・ラ・ランド』を放送していたので何気に見ていたのですよ。この手のミュージカルっぽいのは好きじゃないので、公開当時はまったく興味なかったんだけど、どんなもんなのかと。

まあ、映画の全体的な感想は置いといて、あるシーンで「おお?」と思ったところがあったのでそれを書いておきたい。そう、タイトルにもあるア・フロック・オブ・シーガルズのことね。

映画の中で、エマ・ストーンが演じるミアがあるパーティに参加した時に、そこで演奏バンドが演奏していたのですよ。A-Haの「テイク・オン・ミー」を。その後、バンドが「何かリクエストはあるかい?」と聞いた時にミアは「”I Ran”をおねがい」と言うシーンがあって、実際に演奏するんだけど、バンドでキーボードを弾いていたライアン・ゴズリングが演じるセブが「本物のミュージシャン(セブ自身のこと)に “I Ran”なんかやらせやがって」とミアに文句を言うシーンがあったのです。

ミアが “I Ran” と言った時に、俺はまさかあの “I Ran”じゃないよな・・・と瞬時に思ったんだけど、まさかのあの “I Ran” ですよ。そして「 “I Ran”なんかやらせやがって」というセブに笑ってしまいました。

“I Ran (So Far Away)” はイギリスのバンドア・フロック・オブ・シーガルズ(A Flock Of Seagulls)の1982年にリリースした1stアルバムに収録されている曲で、ビルボードでも9位を記録している。とはいえ、今では当時のチャートを追っていたような人しか覚えていないバンドだろうし、後追いでは重箱の隅をつついてやっと出てくるような名前なんじゃないかと思うのです。

1982年なのでニューロマンティックっぽさがあるよね。デュラン・デュランにも通じるものがある。

俺はこの曲も当時カセットテープに入っていたけど、この曲よりも2枚目のアルバムに入っていた “Wishing (If I Had a Photograph Of You)” の方が好きなんだよね。ビルボードじゃ26位というスマッシュ・ヒットぶりだけど。

彼らはアルバムを4枚ぐらいリリースして、いつの間にかいなくなっていたんだけど、去年突如オリジナル・メンバーで再結成ってニュースがあったんだね。これを書くまで知らなかったよ。

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多くのメディアは「フロック・オブ・シーガルズ」と記載するけど、正しくは「ア・フロック・オブ・シーガルズ」なので、そこは覚えておいてもらいたいですね。あと俺はずっと “I Run” かと思っていたけど “I Ran” だったのね。

俺が覚えていることってこの2曲ぐらいなんだけど、久々に思い出させてくれのが映画『ラ・ラ・ランド』だったわけ。ミアとセブの最後のシーンは良い終わり方だったなとだけ感想を書いておくよ。

ちなみに、映画の中のバンドが歌った “I Ran” は記事冒頭のサントラ(デラックス盤)に入っているようです。

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