Pitchfork の記事より
The Stooges Reunite With Raw Power Guitarist James Williamson
(ザ・ストゥージズ、”Raw Power”に参加していたギタリスト、ジェイムス・ウィリアムソンを迎えて再結成)
もうビックリ!マジかよ!見たいぞ!
イギー・ポップはストゥージズを再結成してツアーを行っていたけど、今年の1月にギタリストのロン・アシュトンが亡くなってしまい、それからもう8ヶ月が過ぎてしまったわけだが、ロンに代わってグループに参加することになったのが、ジェイムス・ウィリアムソン。
イギー&ザ・ストゥージズの1973年の大傑作 “Raw Power”に参加していたギタリストで、彼のギターがあってこそのアルバムだと俺は思っている。その後はイギー・ポップと共に “Kill City” というアルバムを作ったり、イギーのソロ・アルバムのプロデュースなんかもしていたけど、以降はずっと音楽ビジネスからは遠ざかっていた人なんだよ。
それがいきなりこのニュースなんだから驚かずにはいられない。記事を読むとイギーがジェイムスに声をかけたようで「なんてこったい!いっちょうやってみるか!」なんて思ったみたいだ。
ジェイムスは1974年のストゥージズ解散以来、ステージには立ってないそうだ。どうやら年内はリハーサルをして、2010年からツアーを開始するみたい。まあ1973年当時のような鋭さはそんなに期待していないけど、
Iggy and The Stooges / Raw Power
01. Search and Destroy
02. Gimme Danger
03. Your Pretty Face Is Going to Hell
04. Penetration
05. Raw Power
06. I Need Somebody
07. Shake Appeal
08. Death Trip
このアルバムはイギーがミックスに立会い、1997年に再発された。それまでのCDは非常に音が乏しくてベースなんて聴こえないぐらい。俺は廉価盤のアナログレコードを持っていたが、それも音は貧弱。
ストゥージスはそれまでに2枚のレコードを出していて、そのどちらも最高な出来なのに、この”Raw Power”の音の弱さのせいで、買ってから10年近くは好きになれずにいた。
だけどこのミックスは本当に素晴らしい!デカい音で再生するとスピーカーが壊れるんじゃないかってぐらい。激しさも強調されて、ジェイムス・ウィリアムソンのギターも鋭くなっている。
だから今だったら思い切りこのアルバムを皆に薦めたい。もしあなたがロックが好きで、パンクが好きで、凶暴な音が欲しかったら、迷わずこいつを聴くといい。”Search And Destroy” もいいが、俺はラストの”Death Trip”を特に薦めたい。イギーもジェイムスも暴れているし。
コメント
俺はロンが亡くなったって聞いたとき、すぐ、このパターンを思い浮かべ、“まさかな、それだけはやってくれるなよ”と思ってました。
いや、自分のブログにも書きましたが、ロンよりウィリアムソンのギターの方が好き(あくまでどっちかというとですが)だし、ストゥージズが再結成されたときも、ウィリアムソンも参加して二部構成でやればいいのになぁ、ダムドみたいに、なんて思ってはいたのですが。
でも再結成後のインタヴューで、ロンが「二度とベースは弾かない」と言ってるの読んじゃったし、脱退じゃなく死んじゃったからねぇ。
バチ当たらないといいけどね(笑)
と言いつつ、来れば間違いなく観に行くし、アルバム出たらブーブー言いつつも聴くと思いますが(笑)
LA MOSCAさん
コメントどうもありがとうございます。
この流れでアルバムも期待しちゃいますね。
同じくブーブー言いながらも聴きますがw
ジェイムスはずっとシリコンバレーでIT関係の仕事をしていたようですね。