砂原良徳 / liminal

砂原良徳 / liminal (DVD付)
砂原良徳 / liminal (DVD付)

まりんこと、砂原良徳の10年ぶりのアルバム。
先月早々入手していて何度も聴いていたのだけど、
俺はあろうことか、前作の『LOVEBEAT』を聴いていない。
さらにその前の3作は聴いているのに。
だから前作と比べてどうとか、そういう聴き方ができないのだけど、
このアルバムを一聴した印象としては、
メロディーが希薄でリズム、ビートが強調されているなと。
最初の3枚はメロディも楽しめるラウンジ的なアルバムだっただけに、
今までとはかなり違うタイプのアルバムだなと思った。
実際、まりん本人も
「今はメロディとかコードよりもビートが共通言語になるんじゃないか」と
CDジャーナルのインタビューで語っている。

あと、何故かこれを聴きながらYMOの『BGM』というアルバムに似た何かを感じた。
まあたぶん、どちらもそれ以前が割りとキャッチーな印象だったのが、
どこか無機質でシンプルなものに聴こえるからだと思う。
もしかしたら最初はそんなに聴かずに終わっちゃうかなと思ったんだけど、
細部まで聴いてるとじわじわとハマってしまう。
音数はそれほど派手ではないけど、5.1chで聴いてみたいので、
今後リリースされないかなと1人期待してしまうね。
あ、それとこのアルバムに先がけて去年7月にリリースされた
『Subliminal』ってシングルも併せて聴いとかないと。
俺もまだ聴いていないんで。

コメント


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