「ドント・パス・ミー・バイ」のモノラル・バージョンが心配になってきた

Ringo Starr

ビートルズの『ホワイト・アルバム』に収録されている「ドント・パス・ミー・バイ」という曲。これはリンゴ・スターが初めて単独で作った曲で、カントリー調のほのぼのとした雰囲気をだしている。

レコーディング最初時には “Ringo’s Tune” というタイトルから、”This is Some Friendly” へ変わり、そして “Don’t Pass Me By”になったと、「コンプリート・レコーディング・セッション」に書いてあった。

話は逸れたけど、この曲はステレオとモノラルではかなりの違いがある。それは曲の「ピッチ」。なぜか分からないけど、モノラルでは若干速いのだ。現CDでステレオが3’51”に対し、モノラルは3’46” となっていて、後者の方がリンゴのキーも高い。

The Beatles / Rarities
The Beatles / Rarities

因みに「ドント・パス・ミー・バイ」のモノラル・ヴァージョンは、”Rarities(レアリティーズ)”という、その名の通りのレア・バージョンを集めた編集盤で聴くことができる。今でも中古で手に入れられるかも(LPだけどね)。

だから『ホワイト・アルバム』のモノラル盤を聴いたことがなくても、この曲と「ヘルター・スケルター」のモノラルは聴いたことがあるという人は多いはず。

で、タイトルにある「心配になってきた」とはどういうことかというと、9/9に発売されるモノラル・アルバムで、モノはモノでも、まさか「ピッチだけ戻しました!」なんてバージョンに差し替えられたりしないだろうな?ってことです。

何か誰かの曲でもCD化や再発の際に修正しちゃうとか、そんなのを何度か情報として読んだりしているから心配になってきたのです。取り越し苦労ならそれでいいんだけどね。

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