R.I.P. ロン・アシュトン(ザ・ストゥージズ)

Ron Asheton
ザ・ストゥージズのギタリスト、ロン・アシュトンが6日、ミシガンの自宅で亡くなった。心臓発作と聞いています。

60年代終わりに、イギー・ポップとザ・ストゥージズを結成し、『ザ・ストゥージス』、『ファンハウス』、『ロウ・パワー』という、パンクの元祖ともいえるアルバムに参加し、その後もガレージ・パンクなバンドでコアなファンを魅了。

数年前からは再びイギーとストゥージズとして活動。夏には再びツアーも計画されていただけに非常に残念。

俺は1988年と1998年に2度ほどイギー・ポップのライヴを見ているが、ストゥージズは未体験。それだけに次日本に来たときは!と思っていたが・・・。イギー・ポップ、スコット・アシュトン、マイク・ワットの残ったメンバーは引き続きストゥージスとしての活動を(たぶん)すると思うが、彼らが一番ショックを受けているに違いない。今は冥福を祈るしかない。


1969年のザ・ストゥージズの1stアルバム。
手前から2番目が若き日のロン・アシュトン。
“I Wanna Be Your Dog”, “No Fun” など、パンクバンドがこぞってカバーしてるよ。


1970年のセカンド『ファンハウス』。
個人的には生涯10本の指に入るアルバム。
昔、何かの本に「ハタチ前に聴け!」と書いてあったが同感。
若いときにこの性急さを体感しなくていつするんだよ。

Raw Power
イギー・アンド・ザ・ストゥージズとグループ名が変わって唯一出た『ロウ・パワー』。
デヴィッド・ボウイがミックスしたものの、発売当時は音がショボくて、
90年代にイギー自身がリミックス、リマスターで超強力な1枚に。

The Weirdness
2007年、ついに復活したストゥージズのアルバムがこの『The Weirdness』。
昔よりも荒々しいんじゃないの?って言いたくなるようなガレージ・パンク・アルバム。
ロンのギターを堪能するなら一番上の1stアルバムだろうか。
うねりながらワウワウ鳴るギターはサイケな感じもしてカッコいい。
ちなみに『ロウ・パワー』ではベースを弾いてます。

さて、追悼の意味を込めて聴きまくるか・・・。