ピチカート・ファイヴ / カップルズ
ピチカート・ファイヴ / ベリッシマ
ピチカート・ファイヴの初期作品がCD、アナログ、配信で再発決定 – 音楽ナタリー
これは嬉しい!ぜひ欲しい、もちろんアナログで。ピチカート・ファイヴのソニー在籍時の初期作品、つまり『カップルズ』と『ベリッシマ』がリマスターされ、アナログ、CD、配信での再発が決定したそうだ。もちろん小西康陽が監修している。過去に、ソニー時代のコンピレーションを出した際のライナーでは「この頃の作品は聴きたくもなかった」みたいなことが書いてあったけど、今回はきっと何度も聴いてリマスターしてくれたんだろうね。
その昔、90年代中頃だったと記憶しているが、ディスクユニオンで『ベリッシマ』のアナログ中古盤を見かけたことがある。その時は4000円ぐらいのプレミアがついていたけど、CDあるからいいやなんてスルーして以来見かけたことがない。最近ヤフオクで見たところでは8万円もの値段で落札されていてマジかよなんて思った。『カップルズ』に至ってはアナログなんて見たこともなかった。それが再発っていうんだから手に入れるしかない。
今回のこのレコードはソニー・ミュージックのサイトとタワーレコードでしか手に入らないらしい。Amazonにはないってことですね。しかも8月24日に発売されるこのレコード、タワレコの渋谷店では8月10日に先行発売されるとか、それは予約するしかないよね。俺は先ほどタワレコさんに電話して予約しましたよ。通販で買うなら以下から予約可能ですよ!
ピチカート・ファイヴ / ベリッシマ(アナログ)
ピチカート・ファイヴ / カップルズ(アナログ)
俺は前々からこの2枚はアナログで再生したいと思っていて、特に『カップルズ』はCDよりもアナログプレーヤーの回転速度から音が出てくる方がアルバムのイメージにも合うと思っていたので、こんなうれしい再発はない。これで中古価格の高騰もちょっとは下がるかね。
ところで、俺はいまひとつ悩んでいて、前回書いたオリジナル・ラブのアナログについては若干気持ちが冷めているんだよね。なぜかというと、アナログで「2枚組」というのが気に食わない。例えば『結晶』と『風の歌を聴け』はLP1枚で余裕で入る尺なのに、何で1枚のアナログに片面3曲、片面2曲、それを2枚とかにするのか。アルバムのコンセプト(があるのかどうかよくわからないけど)も何もあったもんじゃないと思い始めたのです。しかもオリジナル・ラブのアルバムって最初からCDでリリースされたわけなので、それをアナログ化ってどうなんだろうという思いもあるのです。だからジャケの珍しさから『結晶』はとりあえず買うけど、他のはどうしようかなと悩み中なのです。
その点、ピチカート・ファイヴのこの2枚のアルバムはアナログでのリリースありきで制作されたから、変な風に2枚組なんてこともないと思っています。