【イマコレ】ジョン・レノン&ヨーコ・オノ/ ダブル・ファンタジー

John Lennon & Yoko Ono / Double Fantasy
John Lennon & Yoko Ono / Double Fantasy

※イマコレ=「今ごろコレ聴いてる」「今まさにコレが俺にキテル!」的なアルバムなどをピックアップして紹介します。

前からずっと聴こう、聴こうと思いながらもずっと先延ばしにしていたこのアルバムをようやく聴いた。『ダブル・ファンタジー』は1980年のリリースで、ジョンにとっては5年ぶりの音楽復帰作だったのだが、リリースされた数ヵ月後に命を奪われてしまい、結果的に生前最後のアルバムとなってしまった。

01. (Just Like) Starting Over
02. Kiss Kiss Kiss
03. Cleanup Time
04. Give Me Something
05. I’m Losing You
06. I’m Moving On
07. Beautiful Boy (Darling Boy)
08. Watching The Wheels
09. Yes I’m Your Angel
10. Woman
11. Beautiful Boys
12. Dear Yoko
13. Every Man Has A Woman Who Loves Him
14. Hard Times Are Over
15. Help Me To Help Myself
16. Walking On Thin Ice
17. Central Park Stroll (Dialogue)

俺が最初に聴いたジョン・レノンのアルバムは、死後最初にリリースされたベスト盤 “The John Lennon Collection”のCDで、『ダブル・ファンタジー』に収録されているジョンの曲をほぼ網羅していたというのと、ヨーコの曲にはあまり興味がなかったというのが、長らくこのアルバムを聞いてこなかった理由。

だけど、先日見た『ジョン・レノン、ニューヨーク(原題LENNONYC)』のDVDだったろうか、ヨーコがこのアルバムを「男女の会話形式」と言ってたのと、今は前ほどヨーコのヴォーカルへの抵抗がなくなってきているので良い機会と思って聴いたという次第。

で、実際に聴いてみて、ヨーコの曲は想像していたものよりもすんなり耳に入ってくる。そして思ったのはこのアルバムはジョンの曲とヨーコの曲を交互に配置していなかったらきっと成り立たなかったのであろうと。それぞれ男女の目線による歌の数々が本当に会話のように思える。ヨーコの曲を軽視していたけど、なんでもっと早く気がつかなかったのか後悔。

そして重要なのは、これは「ジョン・レノンのアルバム」ではなく、「ジョン・レノン&ヨーコ・オノのアルバム」であるということだ。今まで多くの雑誌やメディアでは「ジョンのアルバム」として紹介されていたけど、これはちゃんと訂正されるべきだね。ん?もうされている?

それにしても、ヨーコの歌う”Kiss Kiss Kiss”は恥ずかしくて1人じゃないと聴けませんね。