クリス・スクワイア死去・・・・

from rollinstone.com

イエスのベーシスト、クリス・スクワイアが亡くなった。ちょっと前に白血病で治療のため夏のツアーは中止と発表されたばかりだったのに。67歳、1968年のイエス結成から唯一その看板を守り続けた彼が亡くなってしまって悲しい。

まだ10代の頃に「ロンリー・ハート」がヒットしたことでイエスを知り、その後遡って聴くようになってプログレッシブ・ロックを好きになるきっかけとなったバンド。そして、楽器に疎かった俺にベースという楽器がどのようなものかを分からせてくれたのがクリス・スクワイアであった。彼のベースは他のベーシストよりも高音で、イエスの楽曲の独特さをさらに一段上のものにしていると思う。

イエスのライヴを見たのは1988年の『ビッグ・ジェネレーター』の頃のツアーと、1991年の8人イエスの時の2回だけだ。後者のツアーでのソロパートのところでは、ブオオオ~ンと身体中にビリビリ響くようなソロを聴かせてくれたのを今でも覚えている。その後はプログレにはやや飽きてしまって、何度か来日しているにも関わらず観に行くようなことはなかった。でもイエスのアルバムは(70年代のものばかりだけど)ことあるごとに聴いている。彼のソロ・アルバム『未知への飛翔(原題”Fish Out Of Water”)』はいちど手放してしまっていて、いつか買いなおしたいと思っていたこともあって、今朝訃報を知った直後に購入した。

クリス・スクワイアが亡くなってしまったことで、イエスはどうなるのだろうか?誰かがベースを引き継いで活動を続けるのだろうか?それならそれでいいと思う。離合集散がイエスの特色でもあるからね。俺の音楽の好みを決定づけてくれたバンドの、唯一無二のベース・プレイヤーがいなくなってしまったのは残念だ。しかもザ・フーのジョン・エントウィッスルと同じ日に亡くなるなんて・・・。安らかに。

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