スティーリー・ダンのアルバムを全部5.1chで聴きたい!

Steely Dan albums
Steely Dan / Katy Lied

何か月か前に、スティーリー・ダンが新しいアルバムのための構想に入っている的な海外の記事を見ました。前作の『エヴリシング・マスト・ゴー』から早くも10年が過ぎているので、そろそろ新しいのが聴きたいですねぇ。その間にドナルド・フェイゲンがアルバムを2枚も出しているのが驚きですw

俺は年に何度かのスティーリー・ダン・ブームがやってくるのですが、今まさにそういう時期で、アルバムをとっかえひっかえ聴いています。そんな中よく思うのは、『エイジャ』の5.1chサラウンドを聴きたいなということです。『ガウチョ』はすでに5.1chのDVDディスクを持っているので何度も聴いているし、ドナルド・フェイゲンの3部作も聴いています。

『エイジャ』は確か過去に5.1chDVDが出ていたような気がしますが、今は中古でもなかなか見かけないですね。そして最近、新たに5.1chで出してくれないかなと思っているが4枚目の『うそつきケティ(Katy Lied)』です。なぜこのアルバムと思うかもしれませんが、なんとなくですw

1990年前後、俺が初めてスティーリー・ダンを聴いたときには、『キャント・バイ・ア・スリル』『エイジャ』そして『ガウチョ』の3枚のみがCD化されているという状況で、後に『プレッツェル・ロジック』と『幻想の摩天楼』がCD化、そして最後に『エクスタシー』と『うそつきケティ』がCD化という、アルバムのリリース順を無視した順番で再発されてきました。当時のCDは今の耳で聴くと音の迫力がありません。リマスターという概念ももうちょっと後からでしたからね。

90年代半ばに一度、あるエンジニアによってリマスターされたものが再発されました。その時に何故か『エクスタシー』と『うそつきケティ』だけは買いなおして、音質向上したというのを感じました。

そして2000年、そう、彼らが20年ぶりに新譜を出し来日公演まで行うという奇跡のようなことがあった年に、彼ら自身によるリマスターが行われて再発され、今もそのマスターが使われているのです。さすが本人たちが行っただけあって、音の迫力はCDとは思えないものでしたね、当時は。当時持っていた個人サイトにもどこがビックリしたかを細かく書いていたりしたけどねw

そのリマスターされた中でも4枚目のアルバム『うそつきケティ』は、それまで全体的にこもった感じの音が一気にクリアになって、奥深さも感じられるようになったのを覚えているわけです。このアルバムはレコーディング時のミックスで誤って全体的にこもったものになってしまい、マスターにそれをしてしまったので、そういう音になってしまったと読んだことがあります。だからクリアな音になったリマスター盤を聴いて、いっきに好きになったんだよねぇ。

そんな訳で、最近このアルバムを聴いている時に5.1chで聴きたい!と思ったのだけど、きっと叶わないんだろうなと思うのです。欲を言えば、全部のアルバムを5.1ch用にリマスターしてほしいんだけどね。

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