違法ダウンロード刑事罰化とか面倒だからアナログとカセットを復活させようよ

Analog LP

違法ダウンロード刑事罰化・著作権法改正案が衆院で可決 – IT Mediaニュース

もうみなさんも目にしたニュースだと思いますが、
今年の10月1日から違法ダウンロードの刑事罰化が施行されることになりましたね。
コピーガードのついたDVDの個人的使用目的でもリッピングはダメとか、
違法と知りながらダウンロードをしたら罰則つけるとか、YouTubeでの閲覧はOKとか、
いろいろと細かく決められたようだけど、はいはいそうですかって感じですね、俺は。

もうさ、なまじデジタルコピーだとかそんなこと言ってるからこういう話もでてくる訳で、
だったらいっそのこと昔のようにアナログレコードとカセットテープで売ればいいんじゃない?
違法ダウンロードを刑罰化してみたところで、どうせCDなんか売れないよ。
それならもう買う層だけに向けて新譜もアナログレコードだけで出して、カセットテープに録音させりゃいいんだよ。

CDが売れなくなったのは音楽の質が下がったというのがあるかもしれないけど、
「お手軽」に手に入って聴けるようになったのもあるんじゃないかと思うんだよね。
80年代まではまだ聴きたい曲のためにFM番組をチェックしたり、
今みたいにCD屋で試聴するなんて文化がなかったから、少ない情報やレコードジャケットだけで
判断して買って失敗したりとか、欲しい音楽を手に入れるための手間や苦労があった。
だからものすごく大事に聴いたんだけど、CDになってそれが簡略化されて楽になっちゃったからね。
90年代終わりごろに、CDのアルバムがコンビニで売られるようになった時期があったけど、
あの時は「お手軽すぎる」って正直思ったものだったな。
そうやって簡単にどこでも手に入れられて、そういう「お手軽」な音楽が量産されてきたんだもん。
今の若い世代が音楽への愛着が薄いのも仕方が無いと思うよ。

音楽を本当に聴きたいと思っているなら、再び多少の手間をかけてもいいんじゃないかと。
またそういう時代が来てもいいんじゃないかと思ったりするわけさ。
でもまあ、そうは言ってみても、今さら80年代の文化に戻るなんてのは無理だろうし、
アナログとカセットと言ってみても、リッピングしてダウンロード可能な形にできちゃうから
今はもう完全に違法ダウンロードとか、なくすことはできないだろうけどね。

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