久々に聴いた、U.K.の1stアルバム。邦題は「憂国の四士」。キング・クリムゾン解散後にジョン・ウェットンとビル・ブラッフォードが中心となって結成されたバンドだ。
アルバムについてあれこれ書くつもりはないので、もう単刀直入に言いますわ。俺にとってこのアルバムがいわゆる「プログレ」を象徴する1枚でど真ん中ですよ。「どプログレ」って感じ。
大作っぽい組曲形式な作り、大げさな展開、派手なキーボードソロ、この3つが揃っていれば完璧ですよ。特にキーボードソロ!”Presto Vivace and Reprise” とか “Alaska” なんてもう最高じゃないですか。プログレ!と叫びたくなりますよ。
また、先日フランク・ザッパの “Zappa In New York” を聴いていて、その中の収録曲 “I Promise Not To Come In Your Mouth” のキーボードソロを聴いているときにも、派手さは無いけどプログレっぽさを感じてたのです。
これってつまりアレじゃん、俺にとってプログレ色がどうこうってのはエディ・ジョブソンによるところが大きいんじゃないかって、30年以上プログレを聴いてきていま初めて思ったのですよ。今までエディ・ジョブソンについてはわき役的なイメージしかなかったんだけどさ。
ついでに2ndの “Danger Money”もタイトル曲の間奏のキーボード部分だ大好きだし、つまりはそういうことなんだなと。
でもジョブソンに関してはU.K.とザッパ、あとロキシー・ミュージックでぐらいしか聴いたことがないし、そもそもロキシーでは目立ってないよね?聴きが足りないかね。カーブド・エアーとか全く聴いたことが無いんだけどね。あ、エイジアがあったか。
いずれにしろ、プログレを1枚選べと言われたらこのアルバムを選ぶかなってことです。