今年の冬にその名を知ってからずっと見たいと思っていたサンセット・ローラーコースター(落日飛車)をついに見てきました。場所は青山の「月見ル君想フ」で、ここは台北にも展開しているライヴハウスで、台湾のミュージシャンが登場することが多い。そして俺はこのハコに初めて行った。
オープニング・アクトは「落差高原WWWW」というバンドで、彼らも台北のバンド。実験的な曲で初期のソニック・ユースのような雰囲気もあったけど、もっとアヴァンギャルドにしたような感じで良かった。何でも今週末のフジロック・フェスティバルの2日目に出演するそうだ。ところで、バンド名は何て読んだらいいのだろうか?特に後半の「WWWW」の部分とか。
そして落日飛車、俺が覚えている限りでは以下の曲をやった。
Burgundy Red
My Jinji
New Drug
Bomb Of Love
No Man’s Land
I Know You Know I Love You
Slow
Night In Tokyo
Ten Years In Taipei(これやったかな、やったような気がするんだけど)
他にあと2~3曲。
最初は”Burgundy Red”で、これはまあなんとなく予想できたけど、続けて”My Jinji”を早速やってしまうなんて、俺はこの曲を大いに楽しみにしていたのに最初のほうなのかよって思ったけど、以降の曲もどれも最高で、随所でAORな響きがあって今の俺の好みにピッタリなんだよね。
参考までに2016年2月のライヴ映像を置いておく。
1stアルバム”Bossa Nova”からは”Bomb Of Love”と”No Man’s Land”を立て続けにやったけど、現在の編成でやる”Bomb”のイントロのアレンジはすごく好き。1stのオリジナル・バージョンが持つルー・リードっぽさ(「ワイルド・サイドを歩け」)が薄まっているから。
およそ1時間ぐらいだっただろうか、久々に素晴らしいライヴ体験をしたと思ったよね。もっと見たいと思ったし、特に”My Jinji”の後半の演奏部分は延々に続いて欲しいと思った。なんならそこだけで1時間ぐらいやってもらいたいぐらい、俺が今年聴いた曲の中で最高の1曲なんですよ。
帰りには物販で”Jinji Kikko”のアナログ盤を買いました。
この飴玉にアリがたかっているジャケは何なんでしょうね、前から不思議なんだけど。
裏ジャケ。日本語でバンド名とタイトル、そして訳詞が載っています。レーベル(Big Romantic Records)が東京と台北を拠点としているのでこうなるのでしょうね。
そしてレコードのラベル。なんだか昔のSP盤みたいな雰囲気があって良いですね。
収録されている曲はすでにBandcampでダウンロード販売しているものを購入しているので、すでに何十回も聴いております。
次は7/30に代々木公園で行われる台湾フェスタでのステージ、もちろんトリだよね。これも絶対に見に行くよ。さらには9/25にも渋谷のWWWでやるらしいので、可能な限り何度でも見たいし、アルバム出して欲しいねぇ。