ここんとこスティーリー・ダン絡みでいろいろと出ている。俺はとりあえず写真の3点を購入した。まずは久々に買った「レコード・コレクターズ9月号」、ご覧の通りドナルド・フェイゲンの特集。
フェイゲンというと”The Nightfly”ばかりがフィーチャーされるが、彼がリリースしている4枚のアルバムはどれも好きだし、”Kamakiriad”以降の3枚ももっと注目されてもいいんじゃねと常日頃思っている。ちゃんとフェイゲンのキャリアを振り返った特集なので、チェックしておいてもいいんじゃないかと思う。因みにレココレでSDを特集したのは1993年6月号と2003年8月号の2回。
そのフェイゲンの”The Nightfly”がDSDリマスターとかで紙ジャケでの再発がされたのでこれも買った。SDのアルバムは紙ジャケで持っているのに、フェイゲンのソロはリリース当時に出たCDでしか持っていなくて、とりわけ”The Nightfly”は1989年ぐらいに買ったCDがメインだったので、そろそろちょっとばかり良い音質のを欲しいと思っていた矢先のリリースだった。
DSDリマスターってなんなのかよく分からないけど、話に聞くとこのCDはDVDに使ったマスターをごにょごにょしたものだとか(「ごにょごにょ」の部分が俺はちゃんと理解できていない)。DVDオーディオ用に使ったマスターからってことなので、実は2曲目の”Green Flower Street”の冒頭のイントロの長さが倍あるってことだけ言っておこう。
そして最後はシンコー・ミュージックから出たSDのムック本。かつてSDには「リーリング・イン・ジ・イヤーズ」というバイオグラフィ本があったが、90年代に発行されたものなので再結成するまでのことしか書かれていない。この本はもちろん2000年以降のことも載っているし、フェイゲンとベッカーのインタビューや、ゲイリー・カッツ(プロデューサー)に至っては今年のインタビューが載っていてすごく良い本だと思う。これはSDファンにはオススメの1冊ですよ。
さて、いよいよ明日から9月でドナルド・フェイゲンがブルーノート・ジャズ・フェスティバル出演のために来日しますね。フェスの公式ページではタイムテーブルも発表されています。
タイムテーブルの時間軸からすると1時間から1時間半ぐらいですかね。2時間ぐらい聴きたいよなぁ。