ジェファーソン・エアプレインの創設メンバーでもあったマーティ・バリンが9月27日に亡くなった。
ジェファーソン・エアプレインの創設メンバー、マーティ・バリン、死去 | BARKS
ジェファーソン・エアプレインの創設メンバーの1人、ヴォーカリストのマーティ・バリンが木曜日(9月27日)亡くなった。76歳だった。『Los Angeles Times』紙によると、死因は明かされていないが、バリンの...
ジェファーソン・エアプレインも、ジェファーソン・スターシップもろくに聴いてはいないので、割と最近までこの人が創設メンバーだったとは知らなかったし、ソロ・アルバムも写真の “Balin” の1枚しか聴いたことがない。
それでもこうしてブログ記事にするのは、このアルバムの冒頭の曲 “Hearts(邦題「ハート悲しく」)” が俺にとっては懐かしの曲だからだ。
俺が初めて洋楽ばかりの曲でカセットテープを作ったのが1981年の大晦日。その年のヒット曲を特集した番組がFMで放送されて、60分テープを1本作った。その中にこの「ハート悲しく」が入っていたのだ。
当時は日曜日の朝のAMラジオ(文化放送だったと思う)で洋楽のベスト10番組があって、そこでよく聴いた1曲でもあった。テープに録音するぐらいだからもちろん好きだったんだけど、本当にこの曲だけであとは全然知らなかった。後に元エアプレインのメンバーと「KCB BAND」とか結成したりしたけど全然興味湧かなかったことを思い出す。
「ハート悲しく」はAOR路線だが、これに騙されてこのアルバムに手を出すと結構痛い目見るかもしれない。当時リアルタイムで聴いた人はどんな感想だったのかななんて気になったりする。歌謡ロックみたいなんだもん。
そんなことを言いながらも、この人は俺の洋楽の原体験の1人として挙げておかないとならない。「ハート悲しく」をいま聴いても、洋楽というものを知った時の新鮮な気持ちが思い出されるからだ。本当は彼が活動しているときにちゃんとその活動を追っておくべきだったのかもしれないけど。