Public Enemy No.1っていうじゃん

Public Enemy
BARKSの記事より
「歴代ベスト・ヒップホップ・ソング・トップ10」
音楽チャンネルのVH1が歴代のヒップ・ホップのベスト100を募った。その中で1位となったのは、パブリック・エナミー(以下PE)の”Fight The Power”。1990年のアルバム”FEAR OF THE BLACK PLANET”に収録されている曲で、スパイク・リーの映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」の曲でもある。


ちなみに上位10曲は

01. パブリック・エネミー「Fight The Power」(’89年)
02. Sugarhill Gang「Rapper’s Delight」(’79年)
03. ドクター・ドレー「Nuthin But A ‘G’ Thang」(’93年)
04. Run-DMC Ft. エアロスミス「Walk This Way」(’86年)
05. Grandmaster Flash & The Furious Five「The Message」(’82年)
06. N.W.A.「Straight Outta Compton」(’88年)
07. ノトーリアスB.I.G.「Juicy」(’94年)
08. スヌープ・ドッグ「Gin And Juice」(’93年)
09. ソルト・ン・ペパ「Push It」(’87年)
10. カーティス・ブロウ「The Breaks」(’80年)

なかなかの顔ぶれ・・・というか、正直、ノトーリアスB.I.G. とかスヌープ・ドッグは聴いたことがないから分からないが、N.W.A.やRUN DMC なんかも聴いていたなぁ。実は俺は1990年前後はロックよりもヒップホップを聴くことが多かった。そんな中でも、やはりPEがいちばんだった。

1990年のある月のロッキング・オンの新譜レビューに “FEAR OF A BLACK PLANET” が載っていて、そこにはこう書いてあった。

もしあなたがハードロックを聴きたいのなら、PEのこのサードアルバムを聴けばいい。

この一文に乗せられた俺は、早速このアルバムを買ってきて聴いた。

本当にハードロックだった。いや、もちろんヒップホップのアルバムだが、チャックDが放つ言葉の鋭さ(あくまでも響きがってこと)と、バックトラックがまるで塊のようになってスピーカーから出てくる。その当時のハードロックなんかより断然ハード。

そういえばメタリカ特集のレコード・コレクターズの記事にも、PEの2ndアルバムとメタリカの「メタル・ジャスティス」を続けて聴いても違和感がないと書かれていたが、これにはまったく同意する。

俺も当時、PEとメタリカを一緒に聴いていたぐらいだから。そんなPEの曲が歴代ヒップホップとして1位に選ばれる。もうかれこれ18年も前の曲だというのにね。影響力のすごさを感じてしまった。