フィオナ・アップルの新譜『Fetch The Bolt Cutters』

Fiona Apple / Fetch The Bolt Cutters

フィオナ・アップルの8年ぶりとなる新譜がデジタルでリリースされた。デビューから24年経っているが、これが5枚目のアルバムという寡作ぶりにはもうすっかり慣れてしまった。

今回は13曲が収録されていて、詳しい内容はわからないけどある種のコンセプト・アルバムになっているとか。2012年に構想し始めてレコーディングを徐々に行っていき、2019年にはミックスダウンにまで漕ぎつけたようだが、彼女の拘り過ぎてだんだんとスローペースな作業になったようだ。3月には2020年中には出るという記事が流れてきたが、本日4月17日にリリースされたということだ。

前作 “The Idler Wheel…” とはまた違ったタイプのアルバムで、どちらかというと “Extraordinary Machine” っぽさがある。そしてヴォーカルと音の雰囲気は紛れもなくフィオナ・アップルといったところだ。全般的に彼女の音楽が好みであれば、このアルバムもその1枚に入ることだろう。個人的には10曲ぐらいでいいのにって思ってしまい、ちょっと後半がダルくなってしまったから、また改めて聴いてみないとってところだ。

いまのところAmazonなんかを見てもCDやレコードが見あたらないのだが、ストリーミングのみのリリースなのだろうか?それともしばらくしたらCDも出るのかな。Spotifyはもちろん、Apple Musicなどでも聴けると思うのでぜひ。