12月8日なので、ジョン・レノン&ヨーコ・オノの『ダブル・ファンタジー』を聴いて、Spotifyも駆使して他のアルバムも聴いた。
『ダブル・ファンタジー』については以前も書いた。
【イマコレ】ジョン・レノン&ヨーコ・オノ/ ダブル・ファンタジー
John Lennon & Yoko Ono / Double Fantasy ※イマコレ=「今ごろコレ聴いてる」「今まさにコレが俺にキテル!」的なアルバムなどをピックアップして紹介します。 前からずっと聴こう、聴こうと思いながらもずっと先...
このアルバムはリリース当時からヨーコのヴォーカル曲は飛ばして聴いているだの、ジョンの曲と交互に入っていて邪魔くさいなんて言われたりしているが、恐らく俺も若かったらそう言ってたかもしれないが、今はそんな風にはまったく思わない。
50年代のロックンロールのテイストを80年代に持ってきたジョンと、ニューウェイブっぽいヨーコの違いはアンマッチに思うかもしれないが、ヨーコのヴォーカル曲のパンチが利いていて刺激的ですらある。
このアルバムは秘密裏に録音されていて、「スターティング・オーヴァー」がシングルでリリースされたことでジョンの復帰が報じられたようで、恐らくデヴィッド・ボウイが10年ぶりに復活したのと同じぐらいの衝撃な出来事だったんだろうなと思う。
ジョンの曲はどれも素晴らしくて、特に「スターティング・オーヴァー」と「ウォッチング・ザ・ホイールズ」はドラマティックな展開でいいね。たぶん後者は後に『ミルク&ハニー』で収録される「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」と対をなす曲なんじゃないかと思っているんだけど。とても個人的で味わい深さがこのアルバムでのジョンだよね。銃弾に倒れていなかったら80年代をどう駆け抜けていったのだろうか、まったく想像できないんだよな。
特に言いたいことがあったわけではないんだけど、今日これを聴いたよってことだけでも残しておこうと。