突如リリースがアナウンスされたプリンスの『オリジナルズ』。これは、プリンスが他のアーチストに提供した楽曲をプリンス自身が録音したものを集めたアルバムだ。
まずは収録される曲目を。カッコ内は提供されたアーチスト。
- Sex Shooter (Apollonia 6)
- Jungle Love (The Time)
- Manic Monday (The Bangles)
- Noon Rendezvous (Sheila E)
- Make-Up (Vanity 6)
- 100 MPH (Mazarati)
- You’re My Love (Kenny Rogers)
- Holly Rock (Sheila E)
- Baby, You’re a Trip (Jill Jones)
- The Glamorous Life (Sheila E)
- Gigolos Get Lonely Too (The Time)
- Love… Thy Will Be Done (Martika)
- Dear Michaelangelo (Sheila E)
- Wouldn’t You Love to Love Me (Taja Sevelle)
- Nothing Compares 2 U (The Family)
日本盤もリリースされるが、ボーナストラックとして “Nothing Compares 2 U”のシネマティック・バージョンとかいうのが追加されるらしい。どうせなら他の楽曲が良かったが・・・。
というか、 “Nothing Compares 2 U” ってザ・ファミリーに提供した曲だったのね。シネイド・オコナーが歌って大ヒットしたからそっちしか知らなかったわ。
他のアーチストに提供する際のデモテープみたいなのって、すごくシンプルな演奏で、もらったアーチスト側であれこれアレンジするような印象なんだけど、プリンスの場合はデモの段階で完璧だったりする。
つい最近も “Sex Shooter”のプリンスバージョンを(ブートレグで)聴いたばかりだけど、アポロニア6のバージョンとほとんど変わりがない、ヴォーカルだけ差し替えましたぐらい言っても良いような出来なんだよね。”Manic Monday”もそのぐらいだったと記憶している。
プリンスが提供した曲って他にもあるはずだから、このアルバムはもしかすると第2弾なんてのもあるかもしれない。それにしても、このジャケはどうにかならないのだろうか。80年代に数曲のスマッシュ・ヒットを飛ばしたブラコン歌手っぽいいで立ち・・・。