フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(以下 FGTH と表記)の1984年リリースの1stアルバム “Welcome To The Pleasuredome”(以下『プレジャードーム』と表記)を久しぶりに聴いてみた。
これ、CD化されたときにレンタルしてテープだかMDにも録音したんだけど、LPの頃と若干内容が変わっていて違和感があったんだよね。いまも俺の iTunes には90年代に出たCDの音源があるんだけど、それを聴いてもなんかしっくりこないから、久々にLPで再生したらやっぱりこれだよって思ったんだよね。
恐らく俺が聴いているCDのバージョンは日本盤で、曲目がこうなっているんですよ。
01. Well… / The World Is My Oyster
02. Snatch Of Fury (Stay) / Welcome To The Pleasuredome
03. Relax
04. War
05. Two Tribes
06. The Last Voice
07. Born To Run
08. Happy Hi
09. Wish (The Lads Were Here)
10. The Ballad Of 32
11. Krisco Kisses
12. Black Night White Light
13. The Only Star In Heaven
14. The Power Of Love
15. Bang
何が違和感って、最初の2曲を聴いた時にすぐにそう思って、LPのA面(実際にはF面、G面、T面、H面という表記)の曲順はこうなっているんですよ。
Side A (F)
01. Well…
02. The World Is My Oyster
03. Snatch of Fury
04. Welcome To The Pleasuredome
これらの4曲はほぼ1曲みたいな扱いになっているんだけど、LPでは “Snatch Of Fury” でホリー・ジョンソンがちょっと歌ってる部分が入っているんだけどCDにはそれが無いの。
Side B (G)
01. Relax
02. War
03. Two Tribes
B面になると、”Two Tribes”がもう完全にバージョン違いね。LPでは4分弱のものだけど、CDでは9分あるバージョンに差し替わっている。さらにLPではシークレットトラック的にオーケストラ風な音が30秒ちょっと入っているけど、CDでは “The Last Voice” という元々は12インチシングルに入っていたものが収録されているんだよね。
Side C (T)
01. Ferry(Go)
02. Born To Run
03. San Jose
04. Wish (The Lads Were Here) including The Ballad Of 32
そしてC面はこんな曲順だったけど、CDでは “Ferry (Go)” が入ってなくて、さらには “San Jose” も収録されていない。その代わりに “Happy Hi” が入っているんだけどね。俺はこの面の収録内容が大幅に変わっているのがすごく嫌で、何で “San Jose”外すんだよって思ったわけです。
あ、A面の「ホリー・ジョンソンがちょっと歌ってる部分」ってのが “Ferry (Go)” の一部なんですよ。
Side D (H)
01. Krisco Kisses
02. Black Night White Light
03. The Only Star In Heaven
04. The Power Of Love
05. Bang…
D面は変わりないようだからいいです。この面の曲はどれも良いんだよね。
すごーくざっくりしているけど、俺が最初に聴いたLPとCDではかなり違っていて、LPの曲順じゃないのが好きになれなかったんだけど、このアルバムの25周年エディションが2010年にリリースされていて、これがLPに準拠した収録というじゃないですか。
25周年エディションが出ていたのはなんとなく覚えていたけど、その時はあまり興味なかったのでスルーしてて気がつかなかったよ。これはCD2枚組で、もう1枚のCDには別バージョン等が入っているようでちょっと欲しいなって気がしてきた。いまのところLPで聴きなおしているから優先度は低いけどね。
1つの曲でいろんなバージョンが大量に出てきたのもFGTHからなんじゃないか(もしくはZTTレコード)ってぐらいで、未だに全貌がわからないよ。全部集める気はないんだけどさ。