ブラッフォードのボックスをキャンセルされてしまった俺は即気持ちを切り替えて、他に気になっていたものをポチった。それがフォーカスの”Hocus Pocus Box”だ。
フォーカスは70年代にデビューしたオランダのプログレ・バンド。俺はこれまでに高校生ぐらいの時にFMで聴いた「ハンバーガー・コンチェルト」という20分の大作と、やはりFMで渋谷陽一がオンエアした「シルヴィア」という2曲しか知らないにも関わらず、このボックスを買ったのは、これまでにリリースしたアルバムが一気に手に入るから。
そう、このボックスはCD13枚組で、70年代から2000年代の再結成後のアルバムがすべて手に入るとのこと。中にはなかなか再発してくれないものもあったとか(その辺は詳しい人に聞いてちょうだい)。
一応、13枚のアルバムのタイトルを挙げておく。
- In And Out Of Focus (1970)
- Moving Waves (1971)
- Focus III (1972)
- Live At The Rainbow (1973)
- Hamburger Concerto (1974)
- Mother Focus (1975)
- Ship Of Memories (1976)
- Focus Con Proby (1978)
- Focus (※Jan Akkerman &Thijs Van Leer名義)(1985)
- Focus 8 (2002)
- Focus 9 / New Skin (2006)
- Focus X (2012)
- The Best Of Focus(※ボーナスCD扱い)
リリース順に聴こうとしてまだ7までしか聴いていない。とりあえず2と3と5にはそれぞれ20分を超す大作が入っていて、これらがとてもいい。やはりプログレは大作が入っていてもらいたいという俺の勝手な期待を満たしてくれる。
ただ、案外良いとおもったのが1で、以降の作品よりもヴォーカル曲が多くてギタリストのヤン・アッカーマンにとっては物足りないのかもしれないが、これはこれで良いアルバムだと思った。
また、タイス・ファン・レア―(テイス・ヴァン・レールと表記することもある。オランダ名の読み難しい・・・)のフルートも良くて、それがギターと絡むところが気に入っている。もっと聴きこんでいきたいところだ。
こういうアルバムが一気に集まる廉価版なボックスっていいね、キャメルあたりでこういうの出ないものかね。