12月8日はジョン・レノンの命日で、昨日はいろんなブログやTwitterでもジョンのことが語られていた。だけど、ブラジル音楽、ボサノヴァ好きだったらアントニオ・カルロス・ジョビンを忘れてはいけない。
ジョビンが亡くなったのは今から15年前の1994年。その2年前にリリースされた『アントニオ・ブラジレイロ』。このアルバムは俺の生涯のベストアルバムの1枚に選びたい。これはボサノヴァだけでは語りつくせない、ブラジル音楽の集大成ともいえる大傑作だ。
Tom Jobim / Antonio Brasileiro
01. So Danco Samba
02. Piano Na Mangueira
03. How Insensitive
04. Querida
05. Surfboard
06. Samba De Maria Luiza
07. Forever Green
08. Maracangalha
09. Maricotinha
10. Pato Preto
11. Meu Amigo Radames
12. Blue Train
13. Radames Y Pele
14. Chora Coracao
15. Trem De Ferro
俺がボサノヴァやブラジル音楽に興味を持ったのは10年ぐらい前で、ジョビンのCDで最初に買ったのは初期作品を集めたものだった。そこで聴けるジョビンのヴォーカルが下手っぴで、歌わないほうがいいのにと、恐れ多いことを思っていた。
しかし彼も歳を重ねていくごとにヴォーカルに味わいが増し、独特の渋さを持つようになった。このアルバムでは素晴らしいヴォーカルが聴けるし、聴いていると癒されるんだよね。
ブラジル音楽という括りでは語りきれない名盤。これを聴いて稀代の音楽家の業績を振り返ろうじゃないか。