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TechCrunchの記事
“iPodとソニーのウォークマンを交換した少年、カルチャーショックに大いに惑う”
BBC Magazine の記事が元となっているのだが、イギリスの13歳の少年に、彼が使っている iPod の代わりに、30年前に発売されたウォークマンを渡して1週間使ってもらい、その感想を記事にしたというもの。これがなかなか面白い。
「父は『これが当時の iPodだ』って教えてくれた」って言葉で始まるのだが、まるで本のような大きさと、オシャレじゃない灰色のこの機械をして「でかくてダサい」と言っているw 確かに今の iPod と比べると何だこの大きさ!って思うことは間違いない。
20年前にウォークマンを使っていた俺でさえ、初代ウォークマンはでかいと思ったしね。
「店に行ったらたぶん違うものを選んでるよ」とか、
「クラスで馬鹿にされた」
「だけど先生は懐かしがった」
とか、この辺は原文に書かれているけど、13歳ならではの感想がずらずらと書いてある。
記事で面白いところは、ウォークマンを使っていた世代の人間からすればごく普通なところが、彼にとっては新鮮に(もしくはダサく)映っているところ。例えば、TechCrunchでも指摘していたが、
・カセットテープに「B面」というものがあることを3日経ってから気づいた
・テープには「メタル」と「ノーマル」という2種類があるということ
なんてのは、カセットテープを初めて見たからだろうね。俺なんかには当たり前の既成事実なんだけど・・・。テープには12曲しか入っていないところもご不満のようだ。そして最も笑えるのは「シャッフル機能が無いじゃん」と言ってるところ。さすがザッピング世代!好きな曲を瞬時に選べないところは不便だろうw だけど、彼は「巻き戻し」と「早送り」ボタンを駆使することで、とりあえず聴きたい曲を選ぶことができるようだと書いている。(このボタンがいっぱい出ているのが鬱陶しいようだけど)
他には
・カセットテープの音が良くない
・電池のもちが悪い
・ポータブルだけどよほどでかいポケットがないと持ち歩けない
・テープをいちいち取り替える手間がかかる
などと、とにかくダメ出しのような感想が続々と出てくる。しかし、30年前と今を比べて、技術の進歩には感心しているようだ。この少年の父親が「今(ウォークマンを)見ると、どうやって持ち歩いていたんだろう?」って言ってるが、確かにこの大きさはそう思ってしまうよね。今と昔じゃ音楽の聴き方が全然違うよなと改めて思った記事だね。とりあえず、元記事を読みたい方は以下のリンクから見てください。
“Giving up my iPod for a Walkman“