イギリス、MOJOマガジンの最新号はニック・ケイヴが表紙で、付録のCDがとても素晴らしい!ニックのルーツとなるアーチストの曲や、彼がコラボした曲、そして彼の曲をカバーしているアーチストの曲、これら15曲が無料で付録としてついている。
01. (This) Perfect Day / THE SAINTS
02. Folsom Prison Blues / JOHNNY CASH
03. Tupelo Blues / JOHN LEE HOOKER
04. Katie Cruel / KAREN DALTON
05. Long Time Man / TIM ROSE
06. The Big Hurt / SCOTT WALKER
07. All The Pretty Little Horses / CURRENT 93
08. Blume / EINSTURZENDE NEUBAUTEN
09. Loverman / MARTIN GORE
10. Done Dum / LYDIA LUNCH & NICK CAVE
11. Cocksucker Blues / BEASTS OF BOURBON
12. Wade In The Water / THE GOLDEN GATE QUARTET
13. Henry Lee / PEGGY SEEGER
14. Stack O’Lee / MISSISSIPPI JOHN HURT
15. I’m So Lonesome I Could Cry / HANK WILLIAMS
どうやら最初の6曲がニックのルーツ的なものであって、7曲目以降はコラボ、カバーしたことがある曲などのようだ。さすが「ニック・ケイヴ」を軸としたコンピだけあって、散漫な部分はまったく感じられず、1つの作品として聴くことができる。こんなCDを雑誌の付録としてしまうところは流石だね。こうすることによって、ニック・ケイヴのファンに、他のアーチストをアピールするきっかけともなり、ある種の「教育、啓蒙」もできるしね。
俺はこのCDを聴いてスコット・ウォーカーとジョニー・キャッシュに興味を持ったよ!しかもニックが影響を受けているのがよく分かる。日本にもこういうのがあってもいいのにとは思うが、権利の問題などでそう簡単にはいかないんだろうな。
レコード会社同士がもっと協力してこういうのを実現してくれれば、もっとみんなが古いアルバムとかアーチストに興味を持ってくれるだろうにね。まあ・・・、売ることしか考えてない業界だから、雑誌がこういうのを企画しても無理なんだろうね。
コメント
付録にCDつける企画は大昔にロッキンオンがやってましたね。最近はたまに渋松対談だけ立ち読みするぐらいなので今もやってるかどうかわかりませんけど
kadoさん
ありましたね、ロッキング・オンに。
1枚だけ持ってます、コールドプレイがまだ1枚目か2枚目をリリースしたころだったかな。
あとは「Indies Issue」だったかな?そういう雑誌でも付録で
CDがついてますが、あれはあくまでも著作権フリーな音源だったかな。インディーズのバンド紹介だったから。