前作はカバー・アルバムだったが、5年ぶりのアルバムを6月にリリースするらしい。オリジナルのアルバムに至っては8年ぶりなんだね。タイトルは”Banga”で、すでにトラックリストも公開されている。
Amerigo
Fuji-san
April Fool
This Is The Girl
Banga
Maria
Tarkovsky (The Second Stop is Jupiter)
Mosaic
Nine
Seneca
Constantine’s Dream
After The Gold Rush
まず目を引くのが”Fuji-san”という曲名。これは東北の大震災以降の日本人と復興のことについて書いた曲らしい。一体どんな内容を歌ってくれたんだろう?もうこれだけで俺は胸熱だよ。すごく期待してしまう。
さらに “This Is The Girl”がとう曲は、去年亡くなったエイミー・ワインハウスへのトリビュートらしい。音楽的には共通点はないけれど、やはり人の死には感じるものがあるのかな。90年代には夫や元恋人や兄弟を立て続けに亡くしてしまうということがあったしね。この曲もどんなことを歌ってるのかとても気になる。歌詞対訳のついた日本盤を欲しくなってしまう。
俺がパティ・スミスで好きなのは、若い頃はロックスターになりたがっていたのに、フレッド・ソニック・スミスと出会って潔くその座を降りて引退したってところなんだよね。家庭に入ったとか、そんな凡人的な話ではなく、きっぱりとしていたところに一本芯が通っているって思ったわけ。今までのアルバムを聴いてもそんな感じだし。
だから今度のアルバムもクオリティは保証されたようなものだって勝手に思っているけど、うん、きっと素晴らしいものを聴かせてくれるよ。楽しみだな。