ジム・モリソン抜きのドアーズのアルバム

The Doors / Other Voices

ザ・ドアーズの”Other Voices”を初めて聴いた。ジム・モリソンが1970年7月3日にこの世を去り、
残ったメンバー3人だけで作られたアルバム。

  1. In the Eye of the Sun
  2. Variety Is the Spice of Life
  3. Ships with Sails
  4. Tightrope Ride
  5. Down on the Farm
  6. I’m Horny, I’m Stoned
  7. Wandering Musician
  8. Hang On to Your Life

ヴォーカルはロビー・クリーガーとレイ・マンザレクがとっているが、まるでジムを意識したような歌い方の曲がある。アルバムの内容としてはすごく良いと思う。前作”L.A. Woman” に近い感じのジャズっぽいテイストが濃く、普通のロックバンドだったら十分に名盤と呼ばれるだろう。

しかし、ザ・ドアーズである。ジム・モリソンというカリスマを失ったがために、このアルバムの物足りなさ感は非常に強いし、ジムの存在がいかに大きかったかが浮き彫りになる。

今でもこのアルバムと、続くラスト・アルバムである”Full Circle” は再発されない。一時期オランダのレーベルが恐らく勝手にCD化したことはあるらしいけど。眠らせておくのはもったいないな。