ザ・ドアーズの”Other Voices”を初めて聴いた。ジム・モリソンが1970年7月3日にこの世を去り、
残ったメンバー3人だけで作られたアルバム。
- In the Eye of the Sun
- Variety Is the Spice of Life
- Ships with Sails
- Tightrope Ride
- Down on the Farm
- I’m Horny, I’m Stoned
- Wandering Musician
- Hang On to Your Life
ヴォーカルはロビー・クリーガーとレイ・マンザレクがとっているが、まるでジムを意識したような歌い方の曲がある。アルバムの内容としてはすごく良いと思う。前作”L.A. Woman” に近い感じのジャズっぽいテイストが濃く、普通のロックバンドだったら十分に名盤と呼ばれるだろう。
しかし、ザ・ドアーズである。ジム・モリソンというカリスマを失ったがために、このアルバムの物足りなさ感は非常に強いし、ジムの存在がいかに大きかったかが浮き彫りになる。
今でもこのアルバムと、続くラスト・アルバムである”Full Circle” は再発されない。一時期オランダのレーベルが恐らく勝手にCD化したことはあるらしいけど。眠らせておくのはもったいないな。