![Marisa Monte](https://www.tokyo-ongaku.com/newblog/wp-content/uploads/2018/12/marisamonte.jpg)
※イマコレ=「今ごろコレ聴いてる」「今まさにコレが俺にキテル!」的なアルバムなどをピックアップして紹介します。
久々にこのキーワードで書きます。先日、仕事の帰りにiPodでマリーザ・モンチの1stでも聴くかと再生したら、何を勘違いしたのか2ndの “Mais” を入れてたのです。なんだよ、俺が聴きたいのは1stだよと思いながらも全部聴いちゃいましたが。
Marisa Monte
- Comida
- Bem Que Se Quis
- Chocolate
- Ando Meio Desligado
- Preciso Me Encontrar
- O Xote Das Meninas
- Negro Gato
- Lenda Das Sereias Rainhas Do Mar
- South American Way
- I Heard It Through The Grapevine
- Bess, You Is My Woman Now!
- Speak Low
このアルバムが彼女の1stアルバムになるのだが、1stなのにライヴ・アルバムという代物なんですよ。1989年のリリースで、当時からこのアルバムの存在は知っていたけど、 ブラジルのポピュラー音楽、いわゆる「MPB」を聴くようになったのは2000年も近いころだったから 、聴いたのはもっと後になってからなんだよね。
2枚目以降のアルバムが日本でも「オシャレ」な音楽として、特にJ-Waveなんかでは紹介されていたようだけど、このライヴ・アルバムからはそんな「オシャレ」なイメージはまったく湧いてこない。ここに収められているのはブラジルの古典的な曲からアメリカのスタンダード、イタリアの曲とか、俺の音楽のボキャブラリーじゃ言い表せない幅広さがあって、彼女のヴォーカルに力強さを感じる。特に2枚目の “Mais” を聴いた後だと、別の人のアルバムに思えてくる。
でもこの1stに入っている音が彼女の本来の姿なんだろうなと思る。2枚目以降は「ちゃんとプロデュースされている」と思うぐらい (2枚目と3枚目なんてプロデュースがアート・リンゼイだからね) 、荒々しさと生々しさが伝わってくる。デビュー・アルバムをこれにして正解なんじゃないかと、いまさらながらに思う訳なのです。
とは言っても、そんなに熱心なリスナーじゃないから、ハードコアなファンの人がこれを読んだら俺はとんちんかんなことを言ってるかもしれないけどね。
ところで、タイトルは “Marisa Monte”でいいのだろうか?英語版ウィキペディアを見るとジャケット中央下に描かれている “MM” がタイトルだったりするんだよね。