
Joao Gilberto / Amoroso(イマージュの部屋)
久々にジョアン・ジルベルトの『イマージュの部屋』を聴いている。1977年にリリースのアルバムで、アメリカで録音したもの。全曲でオーケストラがバックに入っていて、これがまた心地よい。まるでムード音楽のようで、俺はすごく好きだ。
しかしジョアンの声とギターに重きを置く人からは割りと不評のようだ。 バックに何が鳴っていようと、ジョアンの歌やギターには何の変わりも無いのにね。
- ‘S Wonderful
- Estate
- Tin Tin Por Tin Tin
- Besame Mucho
- Wave
- Caminhos Cruzados
- Triste
- Zingaro
1曲目はジョージ・ガーシュインのミュージカルの曲のようで、これをジョアンが英語で歌っている。2曲目はイタリアの曲らしいが詳しいことは分からない。これはイタリア語で歌っているそうだ。3曲目はサンバの古典曲で正しくは”Tim Tim Por Tim Tim”と表記。4曲目は有名な「ベサメ・ムーチョ」メキシコ語で歌っている。
5曲目以降はアントニオ・カルロス・ジョビンの曲で、”Wave”はボサノヴァのスタンダードとしても有名。6曲目はボサノヴァが誕生する前のジョビンによる曲らしい。ジョビンによるバージョンを聴いたことがない。7曲目も結構有名なボッサスタンダード曲。そしてラストは「白と黒のポートレイト」という邦題がついている曲で、この曲のオーケストラの盛り上がりが俺はいちばん好きだね。
ボサノヴァ好きだったらきっと誰もが通っているアルバムだろうけど、何かまったりしたい時に聴く音楽を求めているならこれを聴いてみるのもいいかもしれない。
ところで、ジョアンの健康状態はどうなんだろう?来日公演がキャンセルとなり、スペインだかどこかでのコンサートもキャンセルで中止となったって前にニュースであったから心配だ。