今月のレコード・コレクターズはエリック・クラプトンとジェフ・ベックの名曲ランキング。最近のレココレはネタ切れの感が強い。またランキング形式かよって気もするけど、これはこれでまた違った見方もできるからありとしておこう。
ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』はロック・インストのアルバムの最高峰!ものすごく好きだ。この人に対するイメージとしては、弾いている途中でたとえ間違ってしまったとしても、それを強引に「正しいもの」として聴かせてしまうような、有無を言わせぬ神がかり的なものを感じる。ギターが歌ってるんだよね。だからヴォーカルなんて必要ない。
『ブロウ・バイ・ブロウ』は誰もが認める名盤だと思うけど、俺が好きなベックのアルバムもう1枚は『フラッシュ』。1985年にリリースされたアルバムだが、ファンからはあまり評判は良くないようだ。
なぜならいかにも「80年代」なドラムの音やミキシング。そして、メインでヴォーカルを努めるジミー・リードという人の歌の酷さ(笑)。だけどそんなところすべてが好きなんだよね。
そして、何よりもこのアルバムを評価したいのがジェフ・ベック御大が自らヴォーカルをとる曲が2曲も入っていること。この人の歌なんてめったに聴けないぞ!はっきり言って上手いヴォーカルじゃないけど、味わいがある。これだけはプロデュースしたナイル・ロジャースのグッジョブってところだな。
ん?エリック・クラプトンについて?
ごめん、ノーコメントで。