10年間愛用してきたiPod Classic が逝ってしまって早8か月。その後は iPhone に音楽を入れて聴いてきたけど、イヤホンをつけながら他のことで iPhone を操作するというのが煩わしくてしょうがなかった。だからやってみたよ、iPod のHDDをSDカードに変える改造を!
iPodが逝ってしまったことは以前書きました。
その後修理に出そうかとか考えたものの、とっくにサポートが終わっているモノだし、もう他のデバイスで聴くしかないのだろうと思って調べていたら、iPodにSDカードを挿して容量を増やして使っているという他の方のブログ記事をいくつか見まして「これだ!」と思ったものの、俺は手先が不器用なのでうまくできないんじゃないかと二の足を踏んでいました。
購入したモノ
しかし最近またそんなことを考え始めて、いっそのことダメもとでやってみようか、一度逝ってしまったんだから失敗したらそれこそ諦めればいいやという気持ちで、iPod改造に必要な以下のモノをAmazonで購入しました。
まずはSDカード。他の方は256GBのものを購入して、iTunes ライブラリに入れているすべての音楽を持ち歩くぐらいの勢いですが、俺は128GBにしました。ここでも万が一失敗したら・・・と思って控えめにしてしまったんですよね。それにこの iPod がもともと30GBだったので単純に4倍もあればいいやって思ってもいたので。
これはSDカードをコンパクトフラッシュに変換するアダプタです。「TYPE1」と「TYPE2」がありますが「TYPE1」を用います。それは他の方が皆そうおっしゃっているので深く考えず皆さんオススメのこれを購入しました。
SD→CFときて、さらにZIF化(?)するためのアダプタです。これを iPod のHDDの代わりに接続するのです。詳しいことはよく分かりませんので、他の方のブログを参照してください。「iPod classic SD化」あたりでググればいくつも記事が出てくるので。
そして iPod を10年も使っていると電池がヘタってきますので、ついでに電池も取り替えました。
iPod を開腹
さて、まずはいきなりの難関である iPod の開腹です。これが固くてなかなか開けないと聞いていました。
開ける道具は電池についていた青いヘラのようなものが2本。他の方のブログを見ると薄っぺらい板みたいなツールを使ったりしていましたが、そういうのは用意しなかったので果たしてこのプラスチックな棒で開けられるだろうかと思いました。
しかしケーブルを差す側から徐々に隙間ができました。
結構開きましたが、反対側がなかなか開きません。だからといって無理に開けようとして液晶パネルを傷つけてしまったり、他にもパキッとやってしまうと困るので焦らず開けます。
開きました!しかしまだ焦らず丁寧に開けていきます。
まずは開腹成功、左の上に見えるのが電池で右の青いスポンジがついているのが iPod のハードディスクです。このハードディスクを外して、Amazonで購入した部品を代わりに接続します。
これが SD→CF→ZIFと段階を踏んでいる構成です。これを接続し、元からついていたゴムのクッションやスポンジもできるだけ流用します。このへんの繋げ方も他の方のブログでもググってください、詳細な写真を撮り忘れたので。
そして電池は両面テープ的なもので貼りついているので、これも取るのが大変です。
iPod 初期化、そして復活
SD化した iPod を iTunes に接続します。
iTunes に繋げて初期化します。この瞬間がドキドキものでした。うまくいってくれと。
きたーーーーーーーーーっ!うおおおおおおっ!やったね!
容量は118GBもあります。こんな嬉しいことは無い、再びこの iPod で聴ける日がくるとは。
見事復活してから曲を転送しまくって、9000曲以上入れたのにまだ空きが45GBもあるなんて。ちょっと聴いてみましたが特に問題もなく良い感じです。
これがもともとのハードディスクです。これがSDカードになったので、iPod にかつての「ズッシリ感」は無くなってしまいました。しかし、iPod Classic を使ったことがある人なら分かるであろう、クルクルして曲を選択し、クルクルしながら音量を変えるのが良いんですよ!そしてこのサイズも。
因みに改造には1時間もかかりませんでした。開腹も15分ぐらいで開いたような気がします。こんなだったらもっと早くやっておけばよかったと思いました。
というわけで、iPod が復活したというお話でした。